なりあやの韓国シネマ留学記 -29ページ目

なりあやの韓国シネマ留学記

2017年、3度目の韓国留学。
ソウルの大学院で映画を勉強します!

今年最初の映画は「新しき世界」(2013 原題:신세계)

 

 

題名だけは新年っぽいですが、内容的にはまったく新年最初に観る映画ではないです。

ざっくりと、ヤクザ映画。ヤクザの抗争に警察が介入するという、よくあるお話です。

一回観てるんですけどね、母にファン・ジョンミン(황정민)の演技がいかに素晴らしいかを説明してたらもう一回観たくなって。

 

さすがですね~

チェ・ミンシク(최민식)、イ・ジョンジェ(이정재)もいいけど、やっぱりファン・ジョンミンやわ。

この映画、キャスティング勝ちという気がします。主演3人の圧倒的な演技力。

 

ファン・ジョンミンの良さが大いに発揮できる、幅のある役。

華僑で中国語も話すし、へらへらしてるけど、組織の幹部。

あほっぽいのに実はすごい怖くもあり、一方で情があり、時折めちゃくちゃ深い目をする。

 

イ・ジョンジェはそれに比べるとかなり抑えた役ですが、新人警察官の頃から潜入捜査を続けていて、ついには本物のヤクザの、それもトップに君臨してしまうという。それも、もともと本人の意図したことではなかったのに。

 

イ・ジョンジェはこの年(2013年)、「観相師(관상)」で名悪役っぷりを見せてくれるんですが、やっぱり、この「新しき世界」でファン・ジョンミン、チェ・ミンシクと共演して鍛えられたのもあったんじゃないかな~

 

せりふもいいんやな~。直接的でなく。ニヤリとしてしまうようなやりとり。

 

2回目観て、結局はチョン・チョン(ファン・ジョンミン)の勝ちなんやな、と思った。深い目をした時に何を悩み、決めたのかも、よく見えてきた。

組織を守る。それも警察の介入を断ち切って。という目標は果たす。最も信頼する弟分のジャソン(イ・ジョンジェ)に託す形で。それも究極の選択肢を与えて。

 

とってもオススメというわけはないけど、ファン・ジョンミンの演技だけで観る価値はある。

残酷なシーンもあるのでそれなりの覚悟をなさってくださいまし。

でも、同じヤクザ映画なら、わたしの好みとしては「悪いやつら」(2012 범죄와의 전쟁)やなぁ。これにもチェ・ミンシク出てるけど、これがまたいいんやわ照れ

 

分かってて観たけど、全然おめでたくない映画なので、「となりのトトロ」でお口直ししました(笑)

前回脱線しましたが、2003年、もぬけの殻になって帰国したところから。

 

春に帰って、再び生きる意欲を持ち始めたのは、、、夏ごろ。

立ち直り早いですニヤリ

 

この頃、二つのことを始めました。

一つはテコンドー。これは2002年の留学時代に街の道場に通い始め、なぜか師範の方が本気になってしまって、初段まで取って帰国。もったいないので、大阪の道場で再開しました。

 

もう一つは、韓国料理店でのアルバイト。

アルバイトは7、8人いたと思いますが、わたし以外、全員韓国からの留学生。ほとんどが大阪芸大の学生でした。

近くに韓国ビデオ屋があって、みんなでドラマを回し見してました。

留学中は映画はいっぱい見ましたが、ドラマはそんなにはまらず。

みんなのおすすめを見たら、「オールイン」とか「チェオクの剣」とか、おもしろいおもしろい。

世間ではNHKのBSで「冬のソナタ」の放送が始まり、韓流ブームが徐々に幕を開けました。

 

という、韓国づくしのプライベートのおかげで、なんとかバランスを保てるようになりました。

 

でも、やっぱりまた韓国に行きたい。

でも、法学部には交換留学制度がない。

思い切って、神戸大学の教授に相談してみました。最初は難色を示されましたが、わたしの勢いがすごかったのか、どうか、もう覚えてないですが、動いてくださいました。本当に感謝しております。

文学部は成均館大学と交換協定を結んでいたので、成均館大学の法学部長に手書きの手紙を書いて、法学部でも協定を結んでほしいとお願いしました。

 

半信半疑でしたが、とんとんと事が運び(間で苦労された方もたくさんいらしたかも)、協定が結ばれ、第一号として4年生の時に行かせていただきました。

 

これには副産物があって、わたしと反対に成均館から神戸に留学した学生が、その後慶応のロースクールに進み、日本の司法試験に一発合格。いまは日本最大の法律事務所で大活躍中です。わたしはというと、そもそも法学に適性がなかったので(笑)、司法試験は早々にあきらめて、司法通訳を目指しました。裁判所や警察などでの通訳です。その話は置いといて。

 

映画、映画。

2005年と言えば、わたしの中ではファン・ジョンミン(황정민)の年です。

この年、ファン・ジョンミンが出演したのは、

 

「チャーミング・ガール(여자, 장혜)」

「甘い人生(달콤한 인생)」

「ユア・マイ・サンシャイン(너는 내 운명)」

 

 

などなど。まだあるんですが、見事に別人のように演じてて、同じ人と気付いた時にハッとして、調べると、それまでさんざん見てるのに全然一致してなかった。恐るべし。

 

それに加えて、「ユア・マイ・サンシャイン」の受賞式でのあいさつで、完全にファンになっちゃいました。

 

http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LPOD&mid=tvh&oid=132&aid=0000008287

 

見れるかな?

 

"스태프들이 밥상을 차려놓으면 배우는 밥만 먹으면 된다. 그런데 스포트라이트는 나 혼자 다 받는다. 도연아, 너랑 연기하게 된 건 내게 기적 같은 일이었어. 지방에서 공연하고 있는 '황정민의 운명'인 집사람에게 이 상을 바치겠다."
 

「スタッフたちが準備してくれた食事を、俳優は食べるだけ。それなのにスポットライトは僕一人が浴びるんです。(チョン)ドヨン、君と共演できたのは、僕にとって奇跡だった。地方で公演中の『ファン・ジョンミンの運命』の妻に、この賞を捧げます」

※原題が「あなたはわたしの運命」

 

かっこえええラブ