韓国映画㊸新しき世界(신세계) | なりあやの韓国シネマ留学記

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2017年、3度目の韓国留学。
ソウルの大学院で映画を勉強します!

今年最初の映画は「新しき世界」(2013 原題:신세계)

 

 

題名だけは新年っぽいですが、内容的にはまったく新年最初に観る映画ではないです。

ざっくりと、ヤクザ映画。ヤクザの抗争に警察が介入するという、よくあるお話です。

一回観てるんですけどね、母にファン・ジョンミン(황정민)の演技がいかに素晴らしいかを説明してたらもう一回観たくなって。

 

さすがですね~

チェ・ミンシク(최민식)、イ・ジョンジェ(이정재)もいいけど、やっぱりファン・ジョンミンやわ。

この映画、キャスティング勝ちという気がします。主演3人の圧倒的な演技力。

 

ファン・ジョンミンの良さが大いに発揮できる、幅のある役。

華僑で中国語も話すし、へらへらしてるけど、組織の幹部。

あほっぽいのに実はすごい怖くもあり、一方で情があり、時折めちゃくちゃ深い目をする。

 

イ・ジョンジェはそれに比べるとかなり抑えた役ですが、新人警察官の頃から潜入捜査を続けていて、ついには本物のヤクザの、それもトップに君臨してしまうという。それも、もともと本人の意図したことではなかったのに。

 

イ・ジョンジェはこの年(2013年)、「観相師(관상)」で名悪役っぷりを見せてくれるんですが、やっぱり、この「新しき世界」でファン・ジョンミン、チェ・ミンシクと共演して鍛えられたのもあったんじゃないかな~

 

せりふもいいんやな~。直接的でなく。ニヤリとしてしまうようなやりとり。

 

2回目観て、結局はチョン・チョン(ファン・ジョンミン)の勝ちなんやな、と思った。深い目をした時に何を悩み、決めたのかも、よく見えてきた。

組織を守る。それも警察の介入を断ち切って。という目標は果たす。最も信頼する弟分のジャソン(イ・ジョンジェ)に託す形で。それも究極の選択肢を与えて。

 

とってもオススメというわけはないけど、ファン・ジョンミンの演技だけで観る価値はある。

残酷なシーンもあるのでそれなりの覚悟をなさってくださいまし。

でも、同じヤクザ映画なら、わたしの好みとしては「悪いやつら」(2012 범죄와의 전쟁)やなぁ。これにもチェ・ミンシク出てるけど、これがまたいいんやわ照れ

 

分かってて観たけど、全然おめでたくない映画なので、「となりのトトロ」でお口直ししました(笑)