2021年春に亡くなった母が住んでいたウチを、
有効活用したくて、今年2月からお香講座始めた。
最初は、私を含め2人とか3人だったり、
作るのに一生懸命になって、写真を撮らなかったりで、
レポートするのも憚られた。
が、先日のリトリートの体験を通して、
きちんと目的意識を持つことが大切だと知った。
参加の方の感想を伺い、シェアする重要性も感じた。
6回目の今回は「スティック線香・コーン型線香」
粒子状のお香の原料を自分が望む香りに配合し、
途中タブ粉を加え、調合が出来たら水を加え、
良く練りこむ。
注射器で、台紙の溝のところに絞り出し、
1日乾かすとスティック線香が出来上がる。
残りは、コーン型にする。
(↑↑↑実はこれは、4月に作ったもの)
思い返せば、講座を始めたばかりの頃、
どんな香りを作りたいかと問われたところで、
イメージできなかった。
それらしい名前を付けたところで、
そう言う香りができているのか、よくわからなかった。
そもそも、
「良い香り」に憧れてはいたが、
香りの違いがわかっているのか自信はなかった。
しかし、回を重ねると、
他の方が作る香りと自分のものとの違いが少しわかってきた。
1杯ごとも調合し、そのたびに変わっていくのもわかる。
特に前回、
9割方できた香りが、尖っているように感じ、
先生からアドバイスを頂きほんの少し入れてみると、
全体がまとまった香りになったのには、本当に驚いた。
今回もそう言うことがあった。
今回のまとめ役は「極上安息香」
銘は「川のせせらぎ」
爽やか、凉しげ、流れのある香りを目指したが、
納得の上品な香りが出来上がった。
もちろん、燃やしながら香りを確認し調合していたが、
上記のように整形し、乾かして、
お線香に火を灯したら、香りは違う。
乾いてすぐと、1週間たってからでも違ってくるんだそう。
それがお線香の醍醐味でもある。
今回はワークショップだけではなく、
お香の歴史や香道のことを講義して頂いた。
お香の世界はまだまだ奥深い。
先生、ありがとうございました。