ぼんご・GOTOO・北大塚ラーメン(大塚) | 主にラーメン二郎の記録

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主にラーメン二郎を食べた記録として駄文を書き散らかしていて自分自身のライフログ的な位置付けです。

※アイコンは人生初の二郎を食べたラーメン二郎吉祥寺店の成れの果ての生郎(既に閉店)

ぼんごとGOTOOと北大塚ラーメンに行きました。


土曜日の午後のことです。




池袋の隣に大塚という山手線の駅にしては少しだけ地味めの街があります。ちょっと失礼か。


でも、とても良い飲食店があるので、この日はまとめてそこら辺りを独りで回ってみようと。


最初に訪れたのはおにぎりの名店「ぼんご」です。


いつも仲良くさせて頂いているSさんが大好きなお店。




お店の前にちょっと並びましたが、少しの待ち時間で店内一番奥のカウンターに案内されました。




平日のランチタイムや土曜日の早い時間にはお得なセットがあるみたいなのですが、訪問した時間にはもう売り切れていたみたいで。




おにぎりは¥250/個~ですが、35種類くらい食べ比べているSさんから、オススメを事前に聞いていて、そのオススメのTop2ととうふ汁をオーダーしました。


厨房には笑顔で明るい接客をする女店主さんと握り手の男性、女性店員Aさん・Bさんの4人体制。


やがておにぎり&とうふ汁が配膳されました。




辛子明太子+高菜¥300とシャケ+野沢菜¥300+とうふ汁¥170です。




おにぎりは大振りで、ご飯はふっくら。口に入れると塩加減も良くてパラッとほぐれるような食感です。


後から知ったのですが、ぼんごのおにぎりは実は手で握ってなくて、大判の海苔でフワッとくるんでいるダケみたい。だからこの食感なのか。


明太子や高菜、シャケや野沢菜といった具材のしょっぱさも実によくて、具も多いので大きめのおにぎりがどんどん無くなって行ってしまいます。


そして熱々の豆腐のお味噌汁は、おかわりも出来てとても嬉しい。


旨いおにぎりとお味噌汁の組み合わせなんて、日本人に生まれて実に良かったなぁ。なんて思う瞬間です。


Sさんオススメ次点の「青しそ+しらす」と「卵黄醤油浸け」を食べる為に絶対に再訪問するぞ。と満足して退店。噂に違わぬ良いお店でした。ご馳走さまでした。


ちょっと食休みをしてから向かったのは洋食の名店「GOTOO」です。




何となくカジュアルな外観に少しホッとします。


妙にコジャレていたりなんかしたら、僕一人では入りずらくて。




看板メニューは季節柄カキが取り上げられています。


カキフライとミックスフライでものすごく悩みます。




日本一と言っている岩手県広田湾産のカキをたくさん食べたい。という気持ちと、エビやヒレカツも食べたいぞ。という思いのせめぎ合いが心の中で葛藤しまくります。




店内はカウンターとテーブル席があって、一人客は殆どカウンターに通されますが、たまたま僕は一人用テーブル席に通されました。




カキフライとミックスフライの2択と思っていたのですが、回りのテーブルはしょうが焼きとかポークソテーとか頼んでいる人もいて、どれも旨そうで。


意を決して店員さんにミックスフライをオーダー。色々食べたい気持ちが勝ちました。


厨房にはコックコートとコック帽を着用している店員さんが3名くらい。店内は「洋食屋さん」という雰囲気が随所に感じられて何となく気持ちが良いなぁ。


そしてしばらく待って料理が配膳されました。




ミックスフライ¥1600です。


付け合わせがライスとお味噌汁。スープじゃなくてお味噌汁とう所と箸で食べる所が洋食屋さんたる所以なのかしら。




左2つがカキフライ。1つじゃないのが素直に嬉しく思ったり。そのまま食べても塩で食べても自家製タルタルソース、ソースでも何でも良さそう。カキ独特の甘みと仄かな苦みを感じつつ北陸の恵みを堪能します。


エビフライはまぁエビフライで、ヒレカツは肉質が柔らかくてもう1つ欲しくなるレベル。当たり前ですが全部揚げたてなので、そこも旨さを加速させています。


ご飯がちょっと足りないな。と思いつつ完食。うん。旨かった。他にも色々気になるメニューがあるので、また来ようと心に決めてお店を出ました。




大塚駅前は広場になっていて、ベンチに座って都電を眺めながらしばし食休み。


超絶寒いという夜でも無かったので、様々な事を思い出したり考えたりして。


もっと上手に伝わる言葉を紡げたなら良かったなぁ。なんて脈絡なく。


少し身体も冷えてきてお腹もこなれてきたような気持ちになったので、次なる目的地にテクテクと。




駅から徒歩3~4分で到着する北大塚ラーメンです。




夜だけ営業で、かつては「日本一旨い醤油ラーメン」なんて言われマスメディアにもたくさん取り上げらたお店。


店頭に行列が無かったので、扉を開けて店内へ入りました。


開けた瞬間ちょっとビックリしましたが、まずは心を落ち着けて券売機へ。




前回訪問時にチャーシュー麺を食べていたので、今回は激辛チャーシューを選択。


麺量は150グラムだと少し少ないかな。なんて思い200グラムの中を。




キレイなカウンターに座ります。水はセルフで。




何がビックリしたのかと言うと、客が僕以外居なかったんです。


以前来た時は外に10人以上並んでいたし、あれだけマスメディアに取り上げられていたら、さぞかし混んでいるんだろうな。というイメージしか無かったので、扉を開けた瞬間に誰もいない店内でカウンター越しに厨房のご夫婦と目がバッチリ合うという状況。この僕の感情の乱れを理解頂けますでしょうか。


とにかく冷水を口に含んで気持ちを落ち着かせます。


袋から麺を取りだし、無口そうなご主人が麺茹でするのも、盛り付けも以前のまま。何も変わらない。


やがて僕のラーメンが配膳されました。




激辛チャーシュー(中)¥900です。




バラ肉のチャーシューが丼一面に敷き詰められたビジュアルはやっぱり惹かれるなぁ。


脂身の多いチャーシューはやっぱり旨い。




激辛を選択した場合は挽き肉をラー油等で辛く味付けしたそぼろが乗ります。


言う程激辛では無くてピリ辛程度に感じますが、ラーメンにアクセントを与えるのには十分な役割だと考えたり




スープは動物系と野菜でバランス良くダシをとったオーソドックスな醤油の味わい。


そこに前述の挽き肉とチャーシューの脂が上乗せされてコクを与えている感じかしら。好きな味です。




何となく天地返しを。




断面の丸い中細麺は固めに茹であげられていて、このスープとの相性は良いと思います。


かつてはチャーシュー麺は数量限定だったハズですが今ではどうなっているんだろう。なんて余計な事を考えたりしながら完食となりました。


うん。以前と変わらずラーメンは旨かった。変わったのは移ろいやすい世間の心か。


ご馳走さまでした。また来ます。




1日でたくさん食べたなぁ。なんて当たり前の感想を抱きつつ山手線に乗り込んだのでした。