映画CATS観て来ました
古くは品川
五反田には随分通い辞めるころ横浜がオープンして…
30回も40回も観た個人的な青春のmemoryがあまりにも多い作品です
CATSに出てるような人をミュージカル俳優と呼ぶものだと在団中、心の中で羨望の眼差しを向けておりました。
公開前この映画に関しては外国の面白い劇評を随分読みましたが
(もはやあれだけエッジの効いた激辛劇評を並べられると…人間には決して理解できない誇り高い猫の映画の宣伝かと思わされますが…笑)
個人的にはとっても良かったです
改めて字幕を追いながら作品を観ると(どうしても曲が流れると全編劇団の歌詞が頭に浮かんでしまいますが…笑)
日本語の歌詞より情報量は何倍にもなりますので
やはり人生の機微と神の存在を問う深いショーでした
この作品ほど観る側が10代と20代と30代…
そしてその先の人生とで
胸に残るものが違うミュージカルはないのではないでしょうか
ヴィクトリアを膨らませて描かれていたり
分かりやすく補作されたり、役を入れ替えたりしている箇所はありましたが
原作が散文詩でふわっとした話しなのでむしろもっと色々な解釈のキャッツが観てみたいものです。
どの猫からの目線でスピンオフ作っても面白いでしょうね
ダンスシーン、歌唱レベルは申し分なし
CGとはいえ違和感なくアニメでも実写でもない世界観に入り込めた
猫の世界を通じて、人間の世界を考える素晴らしい映画でした
最後にジェリクルキャッツとは何かデュトロノミーが教えてくれるのもありがたいです
「思い出は手放してあなたの美しいゴーストと踊ろう…」
ヴィクトリアの歌うちょっと儚い新曲に身を委ねつつ
やはりあの曲は名曲でした
let the memory live again!