こんにちは。
シリーズ企画【仲卸ってこんなお仕事】
▶1回目はこちら
▶2回目はこちら
▶3回目はこちら
第4回目 “手やり”種類と、多様なとりひき
前回の記事にて、市場の中で行われる
競りについてご紹介いたしました。
売りに出されたものを、
誰が、いくらで買うかを
決めてゆく方法のことを
競りといいますが、
この時に使われるのが
「手やり」という独特の合図。
数字それぞれに決められた手のカタチがあって
それらを組み合わせて値段を示します。
例えば11、22、33など
同じ数字が並ぶときは
それぞれの手やりを左右にゆらすことで示し、
12、23、など違う数字が並ぶときは
それぞれの手やりを組み合わせます。
競りを行う人(=競り人)は
買い手が挙げるこれらの手やりを見わけ
いちばん高い額を提示した人に落札します。
この、\瞬時の見分け力/がすごいなぁと
いつもながら感心します
だって手の動きなんて、
一瞬のもの、なんですよ~
しかもあっちこっちで
手が挙がるんですからね!
熟練の技…
言うに及ばず、
価格決定は、とっても重要なもの。
まさに緊張の一瞬です。
卸売市場では、取引を公正で効率的に行うため、
このような「競り」のほか、
「入札」、「相対(あいたい)」という取引によって
ものの値段を決めていますよ