こんにちは。
シリーズ企画【仲卸ってこんなお仕事】
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第3回目テーマ 市場の醍醐味!競り
カラーンカラーンカラーン🔔
の合図とともに、
威勢のよい声が場内に響き渡ります。
競りがいよいよ始まる合図。
競り、はテレビなどで
ご覧になった方もおられますね。
売りに出されたものを、
誰が、いくらで買うかを
決めてゆく方法のこと。
奈良中央卸売市場でも、
日本全国、世界各地から運ばれた海の幸を、
漁師さんたちから販売を任された
卸売業者の人たちが競りにかけます。
それを買うのが私達、仲卸業者!
「手やり」という独特の合図で
値段交渉をしますが
海産物の鮮度を保つため、
競りはスピーディに行われます。
例えばマグロ1本あたりだと
おおよそ6秒ほどで、
進んでゆく速さ
「ちょっと待って💦」なんて言っても
誰も待ってはくれません~!!
競り人(売る側)の人にいたっては
一度に何人もの人が掲げる、
この「手やり」を見分けて、
どこが最も高い値段を提示しているか
判断しなくちゃいけないのです。
まさに聖徳太子…
(は、ちょっと違うけれど(;'∀'))
ここで適正量、適正価格で競り落とされた商品が
小分けにされ、スーパーさんたちに卸され、
ようやく、一般の消費者の方々のもとへと届きます。
市場では、熟練の職人たちがこの熱い闘いを
毎朝、繰り返しているのです