『中国経済 2023』第6回 消費 | 奈良の鹿たち

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『中国経済 2023』

第6回

  「消費」

 

 

<消費小売総額(億元)>

(中国国家統計局 中国統計年鑑2022年度版)

中国商務省は、2025年までに、小売売上高を50兆元(約850兆円)に増やす目標を掲げた。今後5年間で年5%増えることになる。

 

<一人当たり収入額(元)>  

(中国国家統計局 中国統計年鑑2022年度版)

2011年から2020年までに住民一人当たりの可処分所得は年平均7.2%増加し、10年で累計100.8%%増加した。

 

<自動車販売台数(万台)>

(中国国家統計局 中国統計年鑑2022年度版)

世界最大の自動車市場の中国で2021年は前年比3.8%増の2627万台となり、前年実績を上回るのは2017年以来で4年ぶりにプラスに転じた。前年比プラスに転じた原動力は、新エネ車の8割を占める電気自動車(EV)の販売拡大が大きいとみられている。

EVなどの「新エネルギー車(NEV)」が前年比2.6倍の352万1000台で、初めて300万台を突破。中国で新車販売に占める新エネ車の割合は13.4%と、20年の5.4%から一気に高まった。

 

<自動車販売台数(中国・米国・日本)>

自動車の販売台数は、米国と日本を合わせたくらい。

トヨタ自動車の2022年の販売台数は、日本国内で205万台に対し中国では195万台販売しています。

 

<自動車普及台数(100戸当り)>

(中国国家統計局 中国統計年鑑2022年度版)

人口1000人あたりの自動車保有台数ランキングにて、米国が1000人あたり837台で1位になったほか、日本も591台で5位に入ったのに対し、中国はわずか173台で17位という結果になった。人口あたりの自動車保有台数が日米に遠く及ばない大きな理由が、1人あたりのGDPがなおも低いことにある。経済規模も自動車保有台数も世界トップクラスであるものの、それ以上に人口の母数が多いため、人口あたりで計算したランキングでは自ずと下位に沈んでしまう。しかし、1人あたりの保有台数が少ないということは、中国の自動車市場にはまだまだ計り知れないほどの「伸びしろ」があることも意味する。

 

 

   

   「日本経済指標と米国経済指標」  http://www1.odn.ne.jp/keizai/

   「中国経済指標」                           http://www1.odn.ne.jp/china/

 

 

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  次回は第7回 「貿易」

 

 

(担当E)

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