『北海道の地質的景観』
第19回
<釧路湿原>
釧路湿原は、太平洋の海岸線から最深部で約40km内陸に入り込んだ形を見せていますが、この広大な土地は太古の時代には海だったのです。
<約2万年前>
<1万~6千年前>
<6千~4千年前>
<3千年前~現在>
●湿原と丘陵地「海食崖」
湿原は丘陵・台地に囲まれていますが、これはかつて海だった時代の「海食崖」です
●海跡湖
湿原一帯では東側の地盤が沈下し、西側では隆起する傾向があるため、低くなった東側に水が溜まって湖沼ができました。塘路湖(とうろこ)、達古武湖(たっこぶこ)、エオルト沼、ポン沼、サルルン沼などが海跡湖として残りました。
釧路川が同様に湿原の東側を流れているのも、湿原の地盤の"西高東低"傾向によるものです。
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次回は 第20回「利尻島・礼文島」
(担当 G)
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