『生物の変遷と進化』第8回 エディアカラ生物群 | 奈良の鹿たち

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『生物の変遷と進化』第8回

<6億3500万年~5億3880万年前>

(原生代・エディアカラ紀)

「エディアカラ生物群」

(エディアカラ生物群)

多細胞生物の発展はエディアカラ紀から始まりました。

オーストラリア 東南部のエディアカラ地方で、たくさんの生物遺跡が出土したことからそのように呼ばれています。

海生無脊椎動物のエディアカラ生物群 はウミエラ類(チューニオディスクス)、軟体動物(サンゴ・クラゲ)、環形動物(ゴカイ)などすべて軟体性で、眼も外殻も足も歯もない非常に扁平であるという特徴をもっていて、動物とも植物ともいえないとされてきました。

しかし、「移動した痕跡」が発見され、近年、「動物である」と結論づけられました。中でも代表的なのが、地球最古の動物といわれるのがディッキンソニアです。 

エディアカラ生物群は50種類が分かっており、南極大陸を除くすべての大陸で発見されています。 このエディアカラ生物群が絶滅したのは、カンブリア紀の強力な捕食生物に食べつくされたともいわれています。 また最近の研究で、エディアカラ紀の終わりに何らかの原因で大量絶滅が起こったことが判明していて、それが次の「カンブリア大爆発」のきっかけになったのではないかともされています。

 

このエディアカラ生物群が出現する直前に、3回目の地球全球凍結(スノーボールアース)があり、そのことが生物の進化を促したのではないかといわれています。

全球凍結や大量絶滅など過酷な環境変化の後には「大適応放散」というものが起きて、生物が生き残るための適応性を増大させるといわれています。

この頃1日の時間が長くなっていて、同時に地球上の酸素濃度が急上昇しているのです。

2024年5月に専門誌に掲載された論文によると、約6億年前に、地球の磁場が一時、現在の3%(30分の1)しかなかったことがわかりました。数千万年の間で、磁場の大幅な減少によって、紫外線が大量に降り注ぎ、大気中の水分子を分解させて酸素を増やしたというものです。

 

 

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次回は 第9回「カンブリア大爆発」

 

 

(担当B)

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