昨日の富士山です
お風呂屋さんの壁みたいに?綺麗な富士山でした
普段は人ひとりいないお寺です…が、この日は賑わっていました
このお寺は、蘭渓道隆という顔の長〜いお坊さんに関係のある由緒あるお寺です
↓蘭渓道隆
常楽寺については↓
(蘭渓道隆についてほんの一部引用します)
この日は年に一度の
文殊祭の日です
文殊菩薩像もこの日だけはご開帳されます
では、門から入ってみます
境内は夏場に歩くと足元から沢山のセミが飛び立ちます…これがとても怖くて、夏には私はこのお寺に近づきません(どうでもよい)
門をくぐり参道を行くと、まず小さな鎌倉らしい仏殿があります
…ということで、阿弥陀三尊像の画像、別にご用意いたしました
阿弥陀如来坐像
肥後定慶周辺の仏師の作とも言われているようです…たしかに、衣文の感じとか、肥後定慶に似てるかな?
例えば、肥後定慶作の(大根だきがまいうーだった)京都千本釈迦堂の聖観音像
鎌倉時代の仏像の衣文はそもそもこんな風にくどいのが特徴なので、はたして衣文の表現だけで常楽寺像が肥後定慶作といえるのか、どうなんでしょうか?
もう少し調べてみないとわかりません(が多分調べないだろうな…)
さて、ここから本題です
仏殿の隣の文殊堂は
1月25日開扉され、
文殊祭が開催されます
(やっとここまで話が進んだわ…)
文殊堂
なので、やはり同じ図録から一枚
平成14年の修理で古色仕上げが施されたそうです
頭部は蘭渓道隆が宋からもたらし、新造の体部と組み合わせたという話が伝わるそうですが、
解体の結果この話は単なる伝承だったようです
また、『常楽寺略記』によれば、この文殊像は五文殊の一つなんだそうです
その5つというのは、第一奥州永居、第二和州安倍、第三常楽寺、第四丹後久世渡、第五甲州市川の文殊ということだそうです(あとの4つは全然知らないです)
文殊祭の話です…ゼーゼー
文殊祭の開始は午後2時です
…このお祭りについて、初めてブログで書いているので、ブログ始めてからのこの五年以上はこの祭に来ていないということになります(で、法隆寺とかに行っちゃったりしたわけかな?)
お寺では甘酒をいただきました
すんごく大きな声でお経をバラバラやりながら唱えます(面白い!)
これ、転読というそうで、一部を読むことで全部読んだことにするっていうよくあるやつですが、
実際は経典に風を入れているんでしょうね
廊下でもお坊さんたちが同じことをやっています
ひと山終わると、もう一山
拝観者に向けてバラバラ
青空のきれいなこの日、気温は低かったです
でも、あんな大声をだしたお坊さんたちはきっと暖かかったのではないかしら?
その気迫に押された拝観者も気持ちがすきっと引き締まった気がします
最後にもう一回、ふじさ〜〜ん!
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