先週の日曜は、青梅に住んで7年で初めて調布大祭の空気を楽しんだ。
青梅大祭のように露店が並ぶわけではないけれど、6箇所の町の自治会で祭典が開催され、その山車と神輿が封鎖した青梅街道に集う。
純粋に空気感を楽しめる祭で、独りで興奮していた。
明けて2勤1休3勤。
水曜日は平日の休みだったので、入社前健康診断の結果を受け取りに行けたので、ようやく会社に提出できたけど、そこで久しぶりに社長さんと会えて話したら、僕を熊本に誘ったのを忘れていたのを知った・・・。
どうやら熊本行きは、当分なさそうだ。それはそれで良いことなんだけれど、移住を覚悟していたので、拍子抜けだ(笑)
とはいえ“高血圧”の診断が記載されていたので、病院に行くことは強要された。
そして迎えた今日は待ちに待った日。
先月、一緒に動物園に行ってくれた子と、また食事にでかけられる。
こうゆう楽しみなことがあると、ワクワクし過ぎて、今週はずっと仕事にいまいち集中できなかった気がするくらいだ。

ノッティングヒルの恋人
ハリウッドスターのアナ・スコットの輝かしい姿。
一方、ウィリアムはいつも通りの生活をしていた。
“彼女の映画は見たことがあるし、美人だと思っていたが僕とは住む世界が違う”
ウィリアムはロンドンの一角であるノッティングヒルに住み、友人に囲まれている。それがウィリアムの世界の全てだった。
自宅は街の一角の青いドアの家。妻が駆け落ちして出て行き、いまは変わり者の友人スパイクと同居していた。
そんないつもと変わらない水曜日。ウィリアムはいつもと同じように仕事場に向かった。その日が人生を変えるとも知らずに・・・。

ウィリアムは“旅行書の店”を経営していたが、まったく売れない日々だった。
そこへやってきた一人の女性客。
「何かお探しで?」
女性客は見ているだけだと言ったが、女性が手にした本を見てウィリアムは「その本はよくない。もし買う気でいるならお金のむだですよ」と言った。
そのまま話しかけるが、監視モニターの映像で万引きを発見し、その男のもとへウィリアムは向かい、その男に防犯カメラがあることを告げた。
レジに戻ると女性客が「盗もうと思ったけどやめたわ」と言って、ウィリアムが止めた本を購入しようとした。
そこへ万引き男が近づき、女性客にサインを求め、女性客は応じた。
驚きながらもウィリアムは女性客のレジを済ませて見送ったが、彼女が去ってから有名人のアナであったことに気づくのだった。
カプチーノを買いに行かせていた従業員が戻ってきた際に、その話をしかけるがやめてしまう。
カプチーノのお代わりとしてオレンジジュースを買いに出たウィリアムは、曲がり角でアナとぶつかり、アナのシャツにオレンジジュースをかけてしまう。
ウィリアムは慌てながら「家がすぐ近くなんです」と言ってアナを家に招き入れた。
アナは無言のままバスルームで早々に着替えてきたが、ウィリアムは「帰る前に紅茶でも?」と誘うがアナは全ての問いに「結構よ」と断ってくる。
「なんでも断るタイプ?」
「いいえ」
そんなやりとりの末、ウィリアムは「あなたはとてもステキだ」と言った。

「いましかチャンスがない。あの本を読んだら、もう店には来てくれなくなる」
「ありがとう」
そして玄関での別れ際“会えて良かった。シュールだけど楽しかった”とアナに声をかけたウィリアムは、アナが出て行った後、なんておかしなことを言ったのかと後悔した。
しかしすぐに呼び鈴が鳴り、ドアを開けるとアナが立っていた。
「本を忘れたわ」
ウィリアムが本を渡すと、ウィリアムに見入っていたアナが突然キスをしてきた。
そこへスパイクが帰宅し、アナは「今日のことは内緒にして」と言って去っていく。
しかしウィリアムには強烈な印象として焼き付くのだった。
その夜、スパイクに誘われて観たビデオはアナの映画だった。
「考えてみろ。彼女とキスできる男がいるんだぜ」
スパイクがアナについてそう語ると、アナに見惚れていたウィリアムは「彼女は、すごくステキだ」と応えていた。

それからのウィリアムは、街中を走るバスの広告でアナの顔を見てはアナを思い出す日々だった。
もしかしたら連絡があるかもしれない。
しかし同居人のスパイクは電話の伝言もうまくできないような人物で、ウィリアムがメッセージを訊ねても適当な対応だったが、その中で思い出したように“数日前にアナっていうアメリカ人”から電話があったことを話し出した。
「“どうもアナよ。リッツにいるから電話して”その後、別の名前を残した」
その“別の名前”をスパイクはまるで思い出せなかった。
ウィリアムは慌ててリッツホテルへ電話をするが、もちろんつないでは貰えなかった。そんな中、スパイクが“フリントストーンかも”と言ったため、それをリッツへ伝えると、アナに電話をつないでくれ、アナと会う約束がとれたのだった。

そしてやってきたリッツのトラファルガー・スイート。しかし、エレベーターからずっと一緒だった男もウィリアムと同じくその部屋が目的だった。

そこではアナの新作映画の取材が行われており、ウィリアムも入る際にアナの映画の資料を渡された。
一緒にきた男はタイムアウト誌の記者だった。
雑誌名を問われたウィリアムは目に入った“馬と猟犬”という雑誌を名乗った。
そしてアナと再会したウィリアムだったが、取材の進行係が出たり入ったりするためうまく会話にならなかった。
「この前キスしたこと謝りたかったの。なぜあんなことをしたのか」
そんなアナの言葉にがっかりしながらも誠実に対応するウィリアム。
「こんなこと普通は夢でしか起きない。現実とは思えなくて・・・でもいい夢だ。またこうしてあなたに会えた」
そんなウィリアムの言葉に微笑むアナ。
「夢では次にどうなるの?」
「そうだな、夢では僕は違う性格になる。そして、彼女にキスをすると思う」
取材の時間が終わりに近づき、ウィリアムは「ちなみに今夜は忙しい?」と訊ねるがアナは「ええ」と答え「シュールだけど楽しかった」と言った。
そんなウィリアムは“馬と猟犬”の記者として、アナ以外の出演者にも取材しなければいけなくなった。
そしてヘトヘトになったウィリアムが係に連れられてきたのはアナの部屋。
「今夜なんだけど、予定をすべてキャンセルしたの」
アナはそう言ったが、ウィリアムは妹の誕生日の夕食の約束を思い出してしまった。
「私も一緒に行くわ」

やってきたのは友人のマックスとベラの家。
ウィリアムがアナを紹介すると、驚きで言葉も出なくなってしまう。
そこへやってきた妹のハニーも“100%失神しちゃう”と感激するのだった。
そうして集まった仲間たちとハニーの誕生日パーティは楽しく始まり、アナも心から楽しんだのだった。
その帰り道、住民たちのプライベートな庭に忍び込んだウィリアムとアナ。
「苦労して入ったけど、そんなにいい庭かな?」
そう言ったウィリアムにキスをするアナ。
「いい庭だ」
そして庭を散策していると、メッセージの刻まれたベンチを見つけた。
「一生をともにする人もいるのね」
アナに請われ、ウィリアムはそのベンチに一緒に座った。

それからの二人は映画を一緒に鑑賞し、ディナーを共にした。
そのディナーの席で、大声で話す集団がアナの話題をしていた。
「世界の半分以上の言語で、女優と娼婦は同じ単語なんだ」
アナを卑猥に侮辱するその言葉に腹を据えかねたウィリアムは集団の前に立ち言う。
「彼女も生身の人間だし、もっと敬意を払うべきだと思う。妄想のネタにするな」
そんなウィリアムをアナは強引に引き戻すが、結局、その集団に直接話しかけてしまうアナ。
そんな行動をとったことを不思議に思いながら、リッツへ戻った二人。
「部屋に来る?」
思い切ってアナが誘うがウィリアムは「行くべきではない理由がたくさんある」と躊躇する。
「部屋に来たい?」
そして5分後の約束で別れた二人。
しかし、ウィリアムがアナの部屋を訪れると「帰って」と言われてしまう。
「アメリカにいたはずの恋人が部屋にいるの」

それからのウィリアムは傷心し、落ち込んでいた。
友人たちは芸能誌の情報でアナに恋人がいることは知っていたが、ウィリアムは読んでいなかったのだ。
「現実を見ろよ。成就するような恋じゃない」
そう言ったマックスは、ウィリアムに次々と女性を紹介していく。
そうして“完ぺき”と思える女性にも出会ったが、ウィリアムは“互いに愛し合える相手を見つけるのは奇跡に近い”と躊躇していた。
「アナ以外に僕が愛したのはたった2人で結末は最悪」
そんな時、アナの過去のヌード写真が流出したというニュースが記事になっていた。

アナはウィリアムの家を訪れて、匿ってもらうことを願い出た。
「あの時はごめんなさい。まさか彼が来るなんて」
「彼は元気?」

「どうかしら。なぜ彼と付き合ってたかも思い出せない」

ウィリアムに恋人について質問するアナだったが、ウィリアムははぐらかす。
「あなたのこと考えたわ。でも私の場合、普通の人と出会って普通に付き合おうとすると、必ず悲惨なことに・・・」
「その気持ちだけで嬉しいよ」
それからウィリアムはアナの新作映画のセリフの相手役を務めたりして過ごした。
ティータイムで、ウィリアムの部屋に“シャガール”の絵を見つけたアナは、感激していた。
穏やかに過ごしたその日はアナにとって“いい日”だった。
そして、ソファで眠るウィリアムのもとへやってきたアナは、ウィリアムと結ばれるのだった。

幸福に包まれた朝を迎えた二人だったが、呼び鈴の音でウィリアムが玄関のドアを開けるとそれは一変した。

そこには大量のマスコミが集まっていたのだ。
「あなたの友達が私の居場所を売ったのよ」
怒って運転手を呼び、家を出て行こうとするアナにウィリアムは「明日には今日の新聞は捨てられる」と落ち着かせようとするが、アナは聞く耳を持たなかった。
「記事は記録に残るの。誰かが私のことを書くたび写真が使われる。新聞は永遠。私の後悔も永遠に続く」
「そうだね。でも僕はその逆だ。大切な思い出にする。君が来てくれて嬉しかった」

それからのウィリアムはふさぎ込んだ日々を過ごしていた。
妹のハニーが調べたアナの事務所の電話番号を書いたメモを渡しても、そのメモをゴミ箱に捨ててしまうウィリアム。
そんな半年を経て、友人たちとの集まりで落ち込んだ日々に別れを宣言したウィリアムだったが、マックスからアナがまたロンドンに来ていることを聞かされ、想いは再燃してしまう。
アナはオスカー女優になっていた。

アナの撮影現場を訪れたウィリアムに驚くアナは「もし待てるなら話したいことがあるの」と言って現場に戻っていった。
現場内を案内されたウィリアムは、音声スタッフから“セリフが聞けるよ”とヘッドホンを渡されたが、そこから聞こえてきたのは休憩中のアナと俳優の会話。
「さっき話してた男は誰だ?」

「誰でもない。過去の人よ。気まずいわ、何しに来たんだか」
その言葉を聞いたウィリアムは、撮影現場を去るしかなくなるのだった。

仕事場である本屋に“荷物”が届いたと従業員に言われ、帳簿付けを中断して店に出たウィリアムの目の前に、アナが立っていた。
「昨日撮影がすべて終わったから帰国するの。でも、これをあなたにと思って持ってきたの」
それは大きな物だったが、包まれていて中身はわからなかった。
「私のアパートにあったもので」

いままで電話できなかったことを辛そうに話すアナ。
「今日帰国の予定だけど、もし私が残ったら、また会ってくれるかしら。できることなら、何度も・・・また私を好きになるかも」
「昨日、共演の俳優に“過去の人”と言ってたよね」
「あんな口の軽い男に本当のことが言える?」

「僕は常識的な男だし、恋多きタイプじゃない。でも、君の申し出に“ノー”と答えていいかな。それで終わりに」
ウィリアムは再び傷つくことを恐れていた。その判断を、アナは“正しい”と言いながら、涙をこらえながら言うのだった。
「私もひとりの女よ。好きな男の人に愛してほしいと願ってる」
そしてアナは去っていった。

その話をマックスたちに相談するウィリアム。
友人たちはウィリアムの判断に賛同をするが、そこへ駆けつけたスパイクが“ウィリアムがアナをふった”と聞いて「なんてマヌケな大バカだ」と言ってしまう。
その言葉で無理に賛同していた友人たちも変わる。
「それ本物じゃないわよね」
「いや、本物だと思う」
アナが持ってきた“荷物”は“シャガール”の絵画だった。
「大変だ。僕は間違ってた」
そして友人たちの協力のもと、ウィリアムはリッツへ向かったが、すでにチェックアウト後だった。
ホテルフロントの機転でサヴォイ・ホテルで記者会見を行っていることを知ったウィリアムたちは、サヴォイに向かう。
そして会見場にやってきたウィリアム。
「アナ、いつまでイギリスに?」

記者の質問に「今夜帰国します」と答えるアナ。
そしてかつて写真を撮られたウィリアムとのことを聞かれたアナは「彼とはいまもいい友だちです」とかわすが、そこで質問の手を挙げたウィリアムが続けた。
「今後、何らかの形でその男性と友だち以上になる可能性は?」

「私はそれを望みましたが、もうムリです」
「でも、よく考えた結果その人物が今になって気づいたら?バカでマヌケだったと。そしてひざまずき、もう一度やり直したいと言ったら彼にチャンスを与えますか?」
「ええ、そうするわ」
そしてアナは進行係に、ある質問をし直すように耳打ちする。
「アナ、いつまでイギリスに?」
「いつまでも」

ウィリアムとアナは結婚した。
華やかな舞台に立つアナのそばにはいつもウィリアムがいた。
そして、プライベートガーデンの庭のベンチでウィリアムと寛ぐアナは妊娠していた。
       
1999年の作品。
恋愛映画のジャンルで、いまなお人気の高い作品であるけれど、実はいままで観たことがなく、初めて観た。
“ロマンティク・コメディー”という括られ方をする作品だけあって、しっかりと随所に笑いが散りばめられている。
そんなことを言ったら『ローマの休日』だってロマンティック・コメディーだ。
軽妙な笑いは恋愛映画にとって重要な要素のひとつだけれど、物語の王道さがなにより重要だと思わせてくれる作品だった。
全ての展開は、初見でも先読みできる。
近年の『マリー・ミー』でもその流れはしっかり受け継がれている。
なによりハッピーエンドなのが良い。
僕の大好きな『ラ・ラ・ランド』は幸福感に包まれるものの、残念ながら二人は結ばれない。『花束みたいな恋をした』でもそうだ。
こういった結末は、恋愛映画のひとつの王道とも言えるし、その手の作品は多い。
主人公の恋が成就する恋愛映画というのは、意外に少ないのかもしれない。
この作品でとにかく印象的なのは、なんといってもジュリア・ロバーツの可愛らしさだ。
ハリウッドスターであるアナ・スコットという役柄でありながら、ウィリアムにフラれるシーンでは“ごく普通の女”の可愛らしさを見せてくれる。
結末が想像できていても、涙は流れてくるし、記者会見のシーンで「いつまでも」と答え直すアナの幸福そうな表情は、観る者をも幸福にしてくれる。
やはり、素敵な映画だった。

先週の日曜日の4/14は、調布大祭を初めて見られた。

なぜか僕は青梅の祭が大好きだ。7年前までは縁もゆかりもない土地だったのに。

山車と祭り囃子を堪能して、スマホのバッテリーがなくなるまで撮影していたら、涙が滲んできた。

もうすぐ青梅大祭
休みがとれたら、たっぷり堪能しよう。
独りでというのが寂しいところだけれど。

そして今日は秋葉原へ。
販売員として4年も通った場所だけれど、辞めてしまえば基本的に用のない場所。
僕は買い物もしないのに量販店に行くことがない。

だからもう来ることはないと思っていたけれど、今回の目的の店がこの店舗内にあるので、辞めてひと月も経っていないのに、またここへ来てしまったけれど、秋葉原では屈指のデートスポットらしいので良しとしよう(笑)

あまり縁のなかった4階にある店舗とはいえ、なんだか不思議な気分(笑)

それも店内に入れば気分は変わる。

一緒に行ってくれる子の“推し”であるあさみみちゃん。

ここで開催されている““あさみみちゃんのコラボ”が目当て。
すっかり僕も好きになってしまいインスタのアカウントまでフォローしていて、TikTokもアカウントを作ろうかと思案しているくらいだ(笑)
お目当てのホットケーキが“完売”の表示だったけれど、1つだけなら注文できるというので、コラボメニューの全制覇ができ、喜ぶ彼女の表情を見ているだけで幸福感に包まれる。

それなりにお腹もふくれてしまったので、9階のバッティングセンターへ行ったり、小雨の中、書店めぐりをしたりしながら過ごした他愛のない時間も僕にとっては至福の時間。
初めて入る“mAAch”もこの子といると感動的な場所になるのが不思議だ。

秋葉原に4年も通っても知らない場所ばかりで新しい発見があって楽しかったし、万世橋や神保町の風景を、この子が故郷に似ていると言ったことに訳もなく感動した。

そして、

去年の5月以来の肉の万世

さんだけれど、なんと

3月末で本店が閉店

となっていたので3/25にオープンしたばかりの

アキバプレイス店

へ。
お決まりのように、僕はロブスターとサーロインステーキ。
それと赤ワインをボトルで(笑)
やっぱり肉の万世さんのステーキは美味しい。
この子と過ごす時間は幸福過ぎて別れが辛くなる。
また会えたら良いなという希望をつなげるために、アフタヌーンティーに行こうと漠然と誘った。
また会える保証はないし、いきなり連絡がとれなくなることだってあるだろう。
でも、この子が僕を“ありのままを受け容れてくれる人”と感じてくれていることが嬉しくて、予報よりも早く降りだした雨も気にならなくなる。
明日から仕事だけれど、2勤1休3勤1休だし座りっぱなしのデスクワークなので、きっとそこまで疲れることはないだろう。
でも、この子と過ごせた今日のような楽しみはこの先にない。

そう思ってしまうと辛いので、今日の想い出を噛み締めながら、この先をやり過ごしていくことになるのだろうなぁ。