給料日の影響と火曜日を希望休にした影響で、6連勤もあった。
6連勤明けが一休一勤の変則シフト。
疲れている…。
それでも今日もいつも通りの時間に起きて、給料日恒例の支払いのため、ふだんと同じ時間の電車に乗って福生へ向かった。
11:25の上映回を目指しているので(笑)
シネマネコさんではいつもの受付の方が、何も言わなくても、いつもの座席のチケットを発券してくれる。
『マリー・ミー』
世界的に活躍する歌手キャットが新曲「マリー・ミー」のPV撮影をしているところから物語は始まる。
「マリー・ミー」はバスティアンとのデュエット曲であり、二人は結婚を控えていた。
スーパースター同士の結婚は連日テレビでもラジオでも、SNSでも特集されていた。
二人の結婚式はコンサート中のステージ上で行われる。
 
チャーリーはバツイチの数学教師で、娘と二人暮らし。娘のルーからもウザがられている、平凡な男。
娘に数学クラブを勧めても断られ、一緒に登校することも拒否されていた。
そんなチャーリーが、同僚の女性教師からキャットのコンサートに誘われる。恋人と行く予定が別れてしまったためだった。
チケットが3枚あったことから、ルーも連れてコンサートにやってきたチャーリーだったが、ノリについていけないでいた。
同僚がライブの様子をインスタライブにアップする間「Marry Me」と書かれた看板を持たされるチャーリー。
その頃、ステージ裏では騒動が起きていた。
バスティアンがキャットの付き人と浮気をしている動画がスクープされたのだ。
まさにこれから「マリー・ミー」を唱い結婚をするところに飛び込んできたニュースに、ショックを受けたままステージに上がったキャットは、演奏を止めさせ、客席ライトを点灯させて語り出す。
そして、バスティアンへのあてつけのため、客席にいたチャーリーにプロポーズをした。
 
マネージャーをはじめ、周囲は大騒ぎになり、チャーリーは記者に付きまとわれる生活になる。
 
キャットは、3回結婚していた。
常に配信用のカメラマンが帯同するような生活のキャットと、チャーリーでは世界が違いすぎていた。
しかし、チャーリーとの時間の中で[普通の姿]でいられる自分に気づき始めていたキャット。
 
数学クラブに入ったルーは、昨年の数学大会で緊張のあまり答えることができなかったことがトラウマになっていた。
それをパリ公演中に電話で聞いていたキャットは、日本での仕事をキャンセルして学校に訪れた。
そして数学クラブの全員とダンスをしながら解答していき、ルーの緊張をほぐしていった。
 
帯同するカメラマン抜きで会話をする機会も増えてきたある日、二人は結ばれた。
チャーリーの誕生日には、チャーリーの思い出の場所コニーアイランドを貸し切って、チャーリーと観覧車に乗った。
二人の幸福な時間。
そんな時、バスティアンが強引にキャットのもとへ訪れた。
「マリー・ミー」がグラミー賞にノミネートされた報せであり、急遽二人でステージに上がることになったのだ。
 
ステージでのパフォーマンスは絶賛だった。
打ち上げ会場に訪れたチャーリーは、住む世界が違いすぎると言ったまま、去っていってしまう。
キャットとバスティアンがよりを戻したと連日ニュースになっていた。
バスティアンに捧げたような歌詞内容のキャットの新曲「On My Way」は徐々にランキングを上げていき、1位を獲得する。
バスティアンと共演したトーク番組で、そのことに触れられたキャットは「彼には捧げていない」と言い切り、何かに気づく。
そして番組を抜けだして、イリノイ州ピオリアへと一人で向かう。
 
そこでは数学大会が開かれていた。
決勝で、ルーが緊張で自分を見失った様子になった時、チャーリーはキャットが教えたようにステップを踏むようにしていた。
ステップして我に返ったルーは正解するが、タイムオーバーで敗れてしまった。
そんな娘を舞台上で抱きしめるチャーリー。
そこへやってきたキャットも、ルーを讃えた。
そしてキャットは「Marry Me」と書いた看板を客席から掲げる。
 
昔からよくある設定、展開のラブストーリーだといえる。
僕はこの手の物語が大好きだ。
『ダーティダンシング』が僕の映画好きの原点だからかもしれない。
恋愛映画は、ハッピーエンドであってこそエンターテイメントだと思っている。
 
久しぶりに何も考えずに幸福な気分にさせて貰える映画だった。
初見で起承転結が想像できるほど、ありきたりで、わかりきった結末でも、涙が溢れる。
こうゆう映画に出会うとネタバレを気にするような映画がどれほどの駄作かがよくわかる。
何度観ても感動できるからこそ映画がエンターテイメントである所以だと思っている。
火曜日、2年半前に行って以来となってしまっているお店にようやく行くことができた。
行きたいと言ってくれた売場の仲間たちと、朝早くから集まって車で静岡に向かう。
ただハンバーグを食べるために(笑)
炭火焼きレストランさわやか。
当初は僕も行ったことがあって、比較的大きい函南店(映画『花束みたいな恋をした』ロケ地)を目指していたが、渋滞情報と店舗の混雑状況を確認して急遽御殿場インター店に変更。
小さめの店鋪ではあるけれど、さわやかさんであることに変わりはない(笑)
僕以外のメンバーは、初さわやかさんということで、車でわざわざ来るだけの価値があるかどうかを疑問視していたのだけれど、一口食べて即、価値ありという判定!
そしておかわりをした僕をみて驚かれた(笑)
さすがはさわやかさん˖*♬೨̣̥
死ぬまでにもう一度食べたいと思っていたものの一つを、食べることができた。
箱根神社へ参拝して、帰ってきた。
青梅に着いたのは22時。
美味しくて、楽しい一日だった。
 
そして今日、大切な友人がシドニーへと出国していく。
もう会えないかもしれないと思うと寂しい気持ちを抑えることはできない。
LINEでメッセージを送ったら、思いのほか長文になってしまったし、内容が永遠の別れのようになってしまっていて、驚かれた(笑)
 
一つ一つ、やりたいと思っていたことをし、食べたいと思っていたものを食べ、会いたいと思っていた人に会い、そして離れていく。
終活とは、きっとこうゆうことなんだろうな。
 
東京で一番暑い町青梅に夏がやってきた。
飛び交う燕が顔にぶつかってきそうな中、鶯の声も時鳥の声も響いてくる。
今年は蛍を見に行かなかった。
梅雨明けが、早すぎる…。
 
季節の移ろいや時間の流れが早くなるなら、僕の終点までの時間も早くなればいいのに。
 
 
せめて気分だけでもハッピーエンドを迎えたいものだ……。