木も見て森も見る医療 | 獣医師りえの犬猫の心と歯・皮ふ・耳のブログ

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ハミルザ動物病院院長
犬猫の心や行動・歯(25年)皮ふ・耳のビデオオトスコープ(11年)子犬子猫の乳歯と顎の成長から、歯周病予防まで網羅
歯周病や耳を治すとアポキル等の薬や除去食も止められ、涙焼けまで綺麗になった犬猫達が続出
犬猫健康歯と耳で決まりがモットー!


病巣疾患研究会の
セミナーのDVDと冊子
そして、鼻うがいと口の清掃のポスターが届きました♥





医師や歯科医、看護師さん等人の医療関係の方がメインですが、加入させていただいています


病巣疾患研究会には、獣医師だけど、加入させていただいています

 



「木を見て森も見る医療を」が合言葉のこの会

話せない犬猫こそ、飼い主さんが悪い!と気がついて居ない場所も犬猫の行動や症状から全体的に考え、獣医師として根本原因から治してあげることが大切!と思ってやっています。

私が今、犬猫達に応用し治療に取り入れさせていただいている、無血刺絡療法(チクチク療法)の先生達にも、この会に参加したことで巡りあうことが出来ました。

犬猫にもこの考え方を!
と2022年の動物臨床医学会(動臨研)でも、犬猫の皮膚症状と歯科と耳の感染の関係についても発表させていただきました。

人の2大病巣は、
・鼻の奥の見えない場所にある
処→鼻うがいやEAT療法が有効

・歯周病→毎日のプラークコントロール≒口の清掃、自分では
届かない場所の歯科医院での歯の根っこ等の歯石や歯周病菌のケア
 
とこの会では言われています

犬猫の2大病巣は
外から見えない

・耳の鼓膜周辺の感染
→耳ビデオオトスコープでの検査&治療
・歯周病(人と同じで、歯石だけが目安にはならない)

この2つだと日々の診療で感じています

歯周病菌は、基本最初、人は母体の体内で血液感染したりすることが知られているので、
犬猫も同じことが起きているのでは無いかな?と感じています

そして、耳の感染も当院では特に仔犬子猫から鼓膜に感染が
あることが多いので、今年はそれを学会発表する予定です

ハミルザ動物病院は、犬猫の健康寿命を延ばすには歯と耳!
と感じ2023年に名付け改名しました。

犬猫達動物こそ飼い主さんが気がついて無い場所も気がついてあげられるよう「木も見て森も見る医療」


をモットーに、2024年も動物達の健康寿命を延ばせるようやっていきたいと思っています。