
索緒部、抄緒部で正しい糸口を出された
繭は右側上段の抄緒部から小箱(給繭機)
に落とされます。糸口が出ていない繭は
また振り出しに戻されて行きます。
(右上方向へ)
給繭機に落とされた時点ではまだ糸口は
引っ張られたままですが、給繭機に落ち
るとすぐ電熱線(赤矢印)が待ち構えて
いて糸を切ります。
給繭機は時計回り移動していて、切られ
れた糸は箱の脇にある銀の棒に引っ掛け
られます。後工程で繭が補充される時に
はこの糸の出が重要になります。
いよいよ、製糸工場のメインストリート、
檜舞台です。下にあるいくつかの繭から
上に向かって糸が束ねられて巻き取られ
繭から糸が取り出せれています。糸の太
さにより繭の数は変わります。繭の補充
は接緒桿というL字型の棒が給繭機から
繭を落としながら糸口は繰糸に絡められ
ます。
この工程が自動化される前は女工さんが
一定の間隔で並んで糸の状態を見続けて
いた訳です。
糸は太さを感知する部品と通り撚られて
小枠に巻き取られて行きます。
技術ってすごい!

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