法華堂 東大寺最古の建物  | naosukeのきままなブログ

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和物好きな、服飾系店番人の日々の気づきや発見、さまざまなことを気ままにつづっています。
くいしんぼうなので、食べ物にも興味深々(p_-)

東大寺の法華堂(三月堂)は聖武天皇の
皇子、基王の供養の為に建てられた金鍾
寺(きんしょうじ)の遺構とされ東大寺
のなかで最も古い建物です



法華堂正面
正面は鎌倉時代の入母屋造り



須弥壇と諸尊仏の修理事業が完成し昨年
5月より拝観が再開されました



その間は東大寺ミュージアムで安置され
ていましたがやはり本来のお
堂に戻られ
た方が落ち着きますね



法華堂正面柳あり
平成23年12月の写真(正面には柳がありました)



日光・月光菩薩、不動明王、地蔵菩薩、
吉祥天は別のお堂から法華堂に移された
可能性が高いとしてミュージアムに残さ
れました



東大寺ミュージアムでは不空羂索観音の
宝冠が間近に見れたのは幸運でした



東大寺は今回で3回目、始めて法華堂の
中に入りました。夕方に入ったので一人
でゆっくり参拝出来ました



法華堂接続
左が天平時代、右が鎌倉時代



お堂は天平初期の建築で寄棟(よせむね)
造り、鎌倉時代に入母屋(いりもや)造
り礼堂が増築されています
難しい増築です



法華堂奥側
天平時代の寄せ棟部分



鎌倉時代からお堂の中で拝む様になった
ので奈良・平安のお堂よりも広いという
浄瑠璃寺のご住職のお話になるほど実感



法華堂手前
鎌倉時代に増築した部分



日本の建築は奥深いですね

でも、木造建築の技術はどこまで残せるので

しょうか・・・