東大寺の法華堂(三月堂)は聖武天皇の
皇子、基王の供養の為に建てられた金鍾
寺(きんしょうじ)の遺構とされ東大寺
のなかで最も古い建物です
須弥壇と諸尊仏の修理事業が完成し昨年
5月より拝観が再開されました
その間は東大寺ミュージアムで安置され
ていましたがやはり本来のお堂に戻られ
た方が落ち着きますね
日光・月光菩薩、不動明王、地蔵菩薩、
吉祥天は別のお堂から法華堂に移された
可能性が高いとしてミュージアムに残さ
れました
東大寺ミュージアムでは不空羂索観音の
宝冠が間近に見れたのは幸運でした
東大寺は今回で3回目、始めて法華堂の
中に入りました。夕方に入ったので一人
でゆっくり参拝出来ました
お堂は天平初期の建築で寄棟(よせむね)
造り、鎌倉時代に入母屋(いりもや)造
り礼堂が増築されています
難しい増築です
鎌倉時代からお堂の中で拝む様になった
ので奈良・平安のお堂よりも広いという
浄瑠璃寺のご住職のお話になるほど実感
日本の建築は奥深いですね
でも、木造建築の技術はどこまで残せるので
しょうか・・・