来る3月6日(水)~3月9日(土)の4日間
髙島屋京都店7階催事場にて春の銀座名店
会が開催されます。
弊店は銀座から地下鉄で3つ離れますが、
大阪店・日本橋店での「東西名匠老舗の会」
に出展しているご縁で昨年に引き続き出展
致します。
(髙島屋日本橋店では「東西名匠」に出展
しています。例年は2月開催ですが今年
のみ5月開催の予定です)
弊店のご紹介
プロフィール欄の記入はごく最近のなで
改めて店の紹介させて頂きます。
創業 慶応元年(1865年)
呉服太巻商 屋号 福田屋
森田萬兵衛(曽祖父)
所在 日本橋区新和泉町2
電話 浪花339
(明治30年の記録より)
お富さんの源氏店
新和泉町2は現中央区人形町3丁目13番の
あたりで、お富さんでよく知られる歌舞伎
「与話情浮名横櫛・源氏店の場」の舞台に
なった玄冶店(げんやだな)にありました。
図柄を古典に求めながらモダンで大胆な色
使いを特徴としています。(お誂えといって
もすべてお任せ頂き製作していたようです)
福田屋独自の意匠で職人に染めに出す昔な
がらの呉服屋のスタイルを守っております。
祖父は歌舞伎、新派、古典芸能、花柳界を
こよなく愛しておりました。各方面の方々
との交流が着物作りの糧となっていたよう
です。失われつつある戦前の日常の中の美
意識を記した花柳章太郎著「きもの簪」、
ご主人の羽織を作った際のエピソードを記し
た白洲正子著「風姿抄」にも登場致します。
(白洲正子さんには初着からお納めしていま
した)他の呉服店さんにはない個性が残って
いる店の様です。あくまで家内の実家の稼業
ですから、私にはその真髄はまだ分かりませ
んが図柄や配色は確かに個性的で粋な着物だ
と思います。同時に、すべての方に受けるも
のでも無いように感じました。(一点物の為
量産は出来ません)着物作りだけではなく、
歌舞伎、文楽、河東節などの古典芸能も大切
にしています。個性が求る方のお手元に届け
ば幸いですし、届くように努力して参ります
ので、宜しくお願い致します。又、「歌舞伎・
江戸の芝居小屋展」、「勘三郎写真展」等の
図録、戦前の祇園・都をどりの資料等を持参
致します。着物だけではなく、踊りや歌舞伎
が好きな方もお立ち寄り頂ければ幸いです。
※商品写真について(パソコンの方)
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玄冶店その後
関東大震災で焼失後永田町に移転、
昭和6年㈱福田屋森田萬兵衛商店設立
昭和38年赤坂にて㈱赤坂福田屋設立
平成20年現在地に移転、歌舞伎座と
同じ鉄砲洲神社の氏子になりました