巷では「ロックダウン」が声高になっておりますが
2011年 フォードエクスプローラー
こちらは「ロックアウト」されてしまいました。
何の前兆もなく
出先でいきなりハンドルロックが解除されなくなり
当然エンジンも掛けられずお手上げ
悪いことに前タイヤが舵を切った状態でにっちもさっちも行かず
業者さんが現地でとりあえずハンドルロックを解除
そのままレッカーで運ばれてきたそうです。
2トンに迫ろうかという大物が「置物」と化してしまった場合
これはかなり困る状態であります。
昔からハンドルロックは当然のように装着されているのですが
近年はそこまでも「電子式」になっていて
コンピュータ同士で通信を行って「許可」が出たら
ロック解除となります。
セキュリティレベルは数段向上しているのですが
いちどヘソを曲げたら・・さあ大変
中間の業者さんもお手上げ状態で
「地元の困った車」が集まってくるという
大御所ショップへ搬送されてまいりました。
要請を受けて、状況判断・下調べを進めてゆきますが
日本へ輸入されているフォードエクスプローラーは
セキュリティシステムが本国仕様と異なるらしく
資料があてにならない・・・
浮上した疑わしい部品の在庫を調べてみるも
部品商さんいわく 「仕様がわからない・・です」
ある方の情報によるとロシア向け仕様かも?との事
もう・・ヘナヘナと膝から力が抜けそうな謎仕様なのでした。
電子式のステアリングロックが怪しいと見ていたのですが
新品は当然のように国内には在庫がなく
早くて3週間待ち、昨今のコロナ騒ぎで場合によっては
さらに待つ必要があるかもです。
この金属製の箱が
ガッチリハンドルの軸をロックしています。
こうなりゃ、現物修理をするしかナイね・・・
通常は絶対に分解するなよーと言わんばかりに
密封されているハンドルロック装置
魔法の道具でチョイと開けてやりましたわ。
いや・・・ホントはかなり手こずりました。
グリーンの制御基板とハンドルロックをキュインキュインと
動かすモーターが見えます。
モーターブラケットを取っ払って
じっくりと回路を観察します・・・
幸いな事でしたが
ハンドルロックのトラブルと思しき原因が判明したのでした。
これまた幸いでしたが
国内に在庫のある部品でしたので直ちに手配をし
交換を済ませたのでした。
元通りに蓋を組み付けて・・・と思ったら
一度開封したら蓋が閉まらないように「仕掛け」があったりして
技術担当のメカニックさんと協力し合いながら
ひとつひとつクリアをする難作業でした。
ようやく組み上げて
いざテストへ!
うまく行ってくれよ・・・
ドキがムネムネしちゃうぞ
キーを差し込んだ瞬間
「ウイーン」と良い音をたてて
ハンドルロックが解除されました
「やった!」 もう一段キーをひねると
エンジンは一発始動
一件落着となりました。
結果良好で、ホッとしたと同時に
あの小さな部品一個で
大きな車の息の根が止まるとは・・・おそロシア ![]()
貴重な勉強をさせて頂いた事案でした。
感謝 m(_ _)m であります






