もう5割を超えているのでしょうか、HIDの装着率。
いやもっと高いのかな?
道中ですれ違うクルマのヘッドライトも
かなりの確率で「白色」ですものね。
ディスチャージ・キセノン等々
メーカーによって呼び名は違いますが
バッテリー電圧をイッキに1000V付近までアップして
その勢いで「放電」する仕組みは、ほぼ同じ。
その昇圧を担当するのが「バラスト」と呼ばれるユニットです。
街灯の水銀灯もよく似た構造ですが
こちらは電源電圧が比較的高く取れるので
構造も簡単で昔から存在していますが
クルマ用となると、二桁違いの昇圧をする必要があり
技術が進んだ今でも「無理」して動いている感アリアリです。
先日、ポルシェカイエンのバラスト故障で
どうしてもバラストを開ける必要が出たのでした。
「開ける」といっても
本体の蓋は、アルミ溶着でビッチリと密閉してあり
通常は開封不可能になっています。
が! ここで諦める訳には行きません。
とにかく開けてしまえば良いのなら
ディスクグラインダー等でバキバキに壊してしまうのですが
今回は、開けて→閉める つまりはキレイに開ける事が重要。
さてどうしたものか・・・
もう出来ちゃってますが
バラストを固定するジグを制作。
ビス穴を利用して、絶対にブレないように留めます。
このジグごと
CNCフライスに固定して・・・
ギィーンといい音を立てて、溶着の「肉」を削り落とします。
途中で「ペッペッ!」とスプレー式の切削オイルを吹いて
刃の焼付きを抑えます。
アルミ粉が出まくりますが、切削は完了。
蓋はペラペラの状態になりますので
軽くコジッてやると、パカっと蓋が外れます。
まるで物語に出てくる真珠貝のよう!
複雑な回路が組まれているのがわかります。
修理箇所を見極めるべく、ルーペで探索中。
さっさとテンポ良く蓋が空いたかのように紹介していますが
その加減を決めるのには苦労しました。
高価な刃物を2本も折ってしまうというトライ&エラーでした。
求めると、もっと高精度で高剛性なマシンが欲しくなりますね。
気温も懐も冷え込んでしまいそうです^^






