セリカGT-Four ST185H /RC ECU修理 | なおそうやのブログ

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H3 トヨタセリカ GT-Four RC ST-185H

 

突然エンジンが始動できなくなった。

ディーラーにてECU(エンジンコントロールユニット)不良と診断されたが

新品・リビルト共に供給無し、また希少車の為、中古も見つからず

 

ん?185H? エイチ? そんな型式あったっけ?と思ったのですが

GT-Fourの特別仕様らしいですね。

GT-Four ” RC "ってつくのかな?

ラリー参戦を前提に作られた、スペシャルモデルと思われます。

 

 

真ん中くらいの棒は、2枚重ねタイプのECUのつっかい棒です。

 

 

 

 

観察して行くと、過去に修復をされた痕跡が・・・

しっかし雑な直し方だなあ。

 

原因として、過去の修復に問題があり

その部分が再び通電不良を起こしたと思われ。

 

本当によく見かけるのですが

その時だけコンピューターが作動すれば良いというか

耐久性を考慮していない修復をされている個体が多い・・・

今回はまさにソレ。

 

「車載」のデバイスは、常に「振動と熱」にさらされ

非常に過酷な環境で動作を強いられます。

 

配線がつながっていればOKなんて

場あたり的な修復をすると、数年・・いや数ヶ月で

トラブルが再発してしまいます。

 

 

 

お疲れ様の電解コンデンサー

 

 

局所を清掃し、修復プランを練ります。

 

 

基板パターンを特殊スキャナで読み取り

 

 

 

画像処理を施して、CADに受け渡しをしまして

修復パターンを切り出します。

 

 

 

だいぶ端折っておりますが・・・

切り出した銅箔のフィッティング・・OKです。

 

 

ビフォー アフター

 

 

 

電解コンデンサのアルカリ液ぶっちゃけ攻撃で

消失したプリントパターンを再建する技法です。

プリントパターン設計時の「思想」を、ほぼ完璧に再現することができ

むやみな配線引き出しで起こりがちな「クロック停滞」の問題も起きません。

銅箔を再建していますので、ブラブラな配線修理とは耐久性も段違いです。

現時点で最も効果的な基板修復の技術と自負しています。

 

無事にエンジンも始動でき

 

「良い仕事をしてくれてありがとう」

 

と最高に嬉しいお言葉を頂いて終了となりました。

 

これで、このECUは あと10年は闘える。。。 マクベ