いつもやり残している事をやってしまおうと
GWも後半ではありますが
愛車のメンテンナス。
とは言っても
単なる「スパークプラグ交換」をしただけですが
今時のクルマったら、プラグもロングライフ化が進んで
こんな作業さえも不要になってしまいましたね。
私がご幼少の頃は
日曜日に、親父がボロ車のスパークプラグを外して
ワイヤーブラシで「ガシガシッ・・フゥ!」と
分かっていたのか、単なる自己満足はわかりませんが
そんな光景を横で見ていたものでした。
そんな私が見習いメカニックとして修行(笑)に
励んでいた頃は、まだまだスパークプラグは
「掃除するもの」としてあった訳ですから
やはりクルマというのは進化し続けているのですね。
< 要求電圧 >
個人的な見解ですが
スパークプラグやバッテリーは「使用時間」で
消耗品と割りきって交換するのが「吉」と
考えています。
特に高級品を奢る必要はありません。
メーカーの設計に沿った適正なものを選択します。
スパークプラグも例に漏れず・・・
なんとかイジリーとかじゃなくて、当時の純正指定でOK
「火花が飛ばなくなったら交換」
スパークプラグの交換目安をそう考えている方が多いです。
スパークプラグには「要求電圧」っていうのがあります。
要は「これくらいの電圧くれなきゃ仕事(点火)してやんない」
エンジンコンピューターからは「いけ!」と命令されているのですが
「まだまだ仕事しねーよ」とプラグがひねくれると
板挟みで困るのが「イグニッションコイル」
スパークプラグに電気を送る役目の部品です。
「こ、これくらいで仕事して?」
「いや、まだまだ」
「もうちょい・・これで?」
「うーん・・・もうちょい」
「ぐぬうう・・・これでどうだ」
「しょーがねなー」 バチッ!

「ふうぅ・・・」
と、イグニッションコイルは
スパークプラグが年齢を重ね
ひねくれ者になるにつれて、無理が重なるというわけで。。。
常日頃のストレスが溜まって
ある日突然「・・・」とイグニッションコイルさんは
天に召されてしまうのでした。
その前後関係を知らぬ人は
「なんだこのイグニッションコイル、根性ねーな」と
なるわけですが・・・実はスパークプラグの
要求電圧の高さも関係しています。
まるで、タヌキおやじ化した従業員と
経営側とで板挟みの中間管理職のようだ。
人もクルマも、ストレスが無いに越したこたぁねえなあ。
ってなわけで
スパークプラグが、あまりワガママにならないうちに
交換してしまうのが、全てのバランスにおいて◎ということです。
要求電圧の上昇率を実際に点検することは
不可能に近いので、ここは「実働時間」で割り切るのが
賢明でありまして、航空機なんかは「H」
下ネタではありませんよ
Hour -- 飛行時間が目安とされていますが
クルマではKmやmileなんぞの走行距離を目安にすることが
多いですね。
私のポンコツ軽で使われているタイプで
10000~15000Kmくらいが経済的に見て
替え時と言えるでしょう。
余談ですが
最新の「お車」は・・・
・エンジン始動時間
・具体的なエンジン回転実数
・タイヤ回転数
・ブレーキ回数
あらゆるものを積算して
ドライバーに点検・交換を知らせる構造になっています。
「時間管理」が進んできたという事です。
同じ10000Kmでも
高速道路をスパっと走る10000Kmと
街なかをストップアンドゴーで重ねる10000Kmとは
クルマの疲労度が全く違うわけで(街中10000Kmがへヴぃ)
時間管理のほうが理にかなっていると言えます。
次も信頼のNGKだ!
関西の方にとっては
なんばグランド花月がNGKとの情報を得ております。
いつもはポイッと捨ててしまうのですが
今回は13000Km走行で、プラグはどこまで
ヘタっているのか・・・ちょっと観察してみましょう。
ワイヤーブラシを持ちだして
ガシガシ磨いちゃいます。
碍子部分が「こんがりキツネ色」なんては
昔の話で、現代のクルマは「真っ白」か灰色に焼けていなければ
なりません。
愛車、灰色に焼けきっておりますので
燃焼に問題は無いと思われます。
肉眼で観察すると電極部は
さほど摩耗が無いと見え
「ちょいと勿体無かったかな?」とも思えたのですが
50倍スコープでドアップ!
円筒形の中心電極を拡大すると・・・
走行距離相当の疲労が見えます。
新品は円筒が「スッパリ」と角が立っていますが
13000kmを走行し、角が落ちつつあるのが見えます。
スパークプラグは「ピン角」ほど火花が飛びやすく
言い換えれば「要求電圧」が低い良い子なのです。
プラグメーカーは
ピン角の数を増やすことで、スパークプラグの点火性能や
耐久性を上げてきました。
「ワイドU」とか「Vカット」とか
ちょっと昔の車好きの方ならご存知でしょう(笑)
あれは、ピン角効果を追求したものだったです。
ワイドU --- デンソー
Vカット --- NGK
デンソーは接地電極側で
ピン角効果を高め
NGKは中心電極側でそれを求めたようですね。
それぞれの考え方の違いでしょう。
それとも単なるライバル意識か特許絡みか??
そして、中心電極が細いほど
要求電圧が低く維持できることが分かってきて
現在の極細イリジウム電極へと技術が発展していきました。
中心電極・接地電極(腕のほう)共に
パチパチと火花が飛ぶ度
角がポロッ・・ポロッと崩れてゆくわけです。
肉眼で分かるほど、電極が丸まってしまっていては
すでに終わっているどころか・・・要求電圧が高くなりすぎて
イグニッションコイルにも多大な負担をかけていることになります。
プラグ交換をした後
何となくアイドルが安定したような気がするでしょ?
あれは気のせいじゃなくて、イグニッションコイルからの
「ありがとう・・・楽になった」サインでもあるのです。
こんな「小さな会話」でさえも
今日びのクルマは得難くなってしまいましたね。
まあ、それもクルマの進化の証でありましょう。
なんだか・・・手紙も一瞬、世界中とも通信できる
現代の当たり前とよく似ています。
ちょいとした不便さが
楽しみでもあったハズ・・・
ビクビクしながら
銀紙の貼った自販機で買ったアレが
ハズレだった時のショックにも似ている・・・ちと違うか。
今は、手元のワンタッチで銀紙自販機なんて
目じゃないレベルの画像がぁぁぁぁ・・・
プラグ3本
写真3枚でここまで延ばしましたぜ!


