いにしえのマスタング! ECUを救えっ | なおそうやのブログ

なおそうやのブログ

使い捨ての時代に逆行し
 「買わない」「捨てない」「諦めない」をテーマに
展開するエコロジカルなブログ


このところ「80年代~90年代」の車たちからの
H・E・L・P が多くなっております。

急激に電子制御が進んだ時代でありますが
「今」にくらべれば、制御もアッサリしたもの。
とは言え、その世代の「ネオ・ヒストリック」と言いましょうか
バブル世代カーと言いましょうか
もう・・・

「無い」  


          んですね。

恐らく、中古があった時期は
タダの隣くらいで取引されていた部品たちも
時間の流れの中で淘汰され


「もう・・・無い」


恐ろしい言葉ですね。


それは、まだガンバリたい車たちへの引導とも言える
悲しい事実です。




1992年式フォードマスタング


「もう無いねん・・・」


ネイティブな大阪弁がとても印象的な御客様。
以前より診断機の修理でお付き合いがあり
今回「もう・・・無いねん」とご相談がありました。


「もう無いがや・・・」
「もう、有れへんがや・・・」


あ、これは私のネイティブ言語です。



私の悪い癖・・・ばらしてから撮影(笑)




当時としては、最新の電子制御が搭載されています。
両サイドのヒートシンクなんて
「冷やしたるがや!」
と、思いっきり金がかかっていますね。


これに比べたら
現在のECUなんて鯖の缶詰めみたい(笑)




想像を働かせながらパターンを追ってゆきます・・・
おっと、違和感。
コンデンサーが「お漏らし」しています。




こちらはグズグズになってしまったコンデンサーリードと
基板・・・ちょっと深刻かな。




数は少ないものの
ドバッとぶちまけた電解液が、どれくらい基板パターンに
影響をしているかが心配です。






電解コンデンサーそのものは
今でも入手に不安はありませんが
基板は「もう・・・無いねんて」と替えが効かない状況ですので
できる限りの修復を施します。




特殊な針をつかって
腐食を取り除いて行きます。
パターンが完全に途絶えているのが分かります。
当然、テスターでの導通もありません。




作業用のルーペ越し・・・
夜中に一人、黙々と作業を続けます・・ああ孤独

写真は面白く撮れましたね^^




必要な部品を交換し
パターンの確認を徹底しました。
蓋を閉めてから撮ってしまう悪い癖。



数日後、無事にエンジンが始動したことを確認して
作業完了となりました。




技術的には何ら不安のない案件でしたが
「もう・・・無いねん」と言われてしまうと
緊張してしまいます。



もう胃が痛いねん・・・こういうプレッシャー(笑)



でも諦めかけていた車が
「元気に走れるようになったよ」と言われば
ガンバるしかないですね!


作業完了です!