レスポールスタジオ 首チョンパをなおそうや! -9- | なおそうやのブログ

なおそうやのブログ

使い捨ての時代に逆行し
 「買わない」「捨てない」「諦めない」をテーマに
展開するエコロジカルなブログ


コツコツ進めております、レス・ポールなおそうや

前回からの続き・・・

気分転換に、ツキ板の貼り付けを先にすすめます。


前回型取りした絵から画用紙で
型紙を起こして、トラスロッドの溝を切り抜いておきます。


あまり意味はありませんが
ついでに大まかな外形を切り出しておきましょう。



今回の接着は「ニカワ」か「タイトボンド」か
迷ったのですが、木の薄ーい板を貼る作業ですので
できるだけ水分の少ない方法を取りたいと思いました。
で、タイトボンドを両面に薄く塗っております。
まあ、タイトボンドでも
かなりの水分を含んでいるんですけどね。



気をつけなければならないのは
ボンドが効き始めるまでの間・・・
クランプでグイグイ圧力をかけてしまうと
「ヌルヌルッ」と接着面がずれてしまうことです。
一旦、透明のアクリル板ごしに
仮押さえをして、ずれが生じないことを確認し
ボンドが効き始めてから本格的にプレスをします。



よっしゃ!クランピング。
これで一晩お休み・・・



当たり前ですが
ピッタリ貼り合わさったツキ板。


ヘッドのフチに沿って
形状を整えてゆきましょう。


マスキングをしておきます。



使用するのはトリマー+目地払いビットです。


目地払いビットは、下地の形状に沿って
形状が切り抜きされます。
本来は、ベニヤを貼った後
下地に合わせてフチの調整をするために
あるようですが、アイデア次第で
色々使えます。


切り抜き完了後、ササクレた箇所を
ならしておきます。



ペグ穴を開けて、グッとヘッドらしくなりました。



電動工具が入らない所は
手作業で・・・切り出しナイフで
慎重に作業を進めます。


これで基本的なツキ板貼りは完了です。


■恐怖のブリスター・・・


さてさて・・・お次は
元の作業に戻って、サフェーサーをかけましょう。


■サフェーサーって何?

・サフェーサー/サーフェイサー/サフ/プラサフ

塗装の下地作りの最終工程で
これまで樹脂やパテで補修した部分を
さらに平滑にするためのアイテム。


この作業の良し悪しで
塗装の美しさが決まります。


パテを薄く溶いた感じの
充填性のある塗料です。
これを吹き付けることによって
補修面の僅か歪みや、パテの気泡等を
埋めて平滑な塗装面を作ります。


プラサフと呼ばれることも多いですが
プライマー&サフェイサーの略で
本来金属とサフェイサーの密着を良くするため
「プライマー」と呼ばれる薬剤を塗ってから
サフェイサーを吹き付けていたのですが
これを一度の作業で可能にしたのが
プラサフです。
今回は木部と塗装面への吹き付けですので
余り関係はありませんけどね。


現在はラッカー系の1液型と
ウレタン系2液型が主流ですね。
塗膜の性能や隠蔽力は2液が圧倒的に良いですが
加熱設備が必要など、取扱が若干難しい
デメリットがあります。


本当は2液を使いたいのですが
設備的な問題と入手のしやすさで
今回はラッカー系の1液をチョイスしました。



手軽にカーショップやホームセンターで
手に入る99工房「プラサフ・チビ缶」
使いきりサイズで手頃ですね!

レギュラー缶は、たいてい「どっぷり余る」ので
ユーザーの要望を反映して
チビ缶をラインナップしたのでしょう。

本来は自動車補修用ですが
楽器に使っても問題はありません。



マスキング作業の様子。
塗料が絶対に付着してほしくない部分は
ガッチリマスキングをしておくのですが
このラッパのようなマスキングって?と思われる方も
多いですよね?


これはグラデーションをかけるためのマスキングです。


サフェイサーは充填性の高い塗料なので
きっちりマスキングテープで仕切ってしまうと
段差がついて、後処理が大変になります。


この「ラッパマスキング」で
ふわりとグラデーションがかった層を作り
より滑らかな下地を作ります。


ラッパによってこうなるわけですね。



サフ3回目・・・



ン?ムムムム????



あ”あぁぁぁぁaaaaaaa!!!


ブ、ブリスターが
  でてしまったぁぁぁぁ!


はい、ご覧になっている塗装に詳しい人・・・
一緒にどーぞ  



はい  「終わった」



一箇所、水ぶくれのようになっています。
これがブリスターです・・・
上塗りした塗装より弱い性質の塗装が
下地になっている場合
溶剤によって下地がフヤケてしまうことで
多く起こる現象です。


表面はポリウレタン塗装だから問題ないはず・・・
レジンはシンナーには溶けないし・・・
多分ですが、サンディングシーラーが
ラッカーの溶剤に反応してしまったみたい。。。


自動車塗装の現場で、コレが起きると
この部分だけほじくってなんとか補修をしようとするのですが
結局「やり直したほうが早い」となる場合が殆どです。



ああ、あの頃の「焦燥感」が蘇る・・・(笑)


はい、ストップすとっぷ・・・
躊躇なく削り取ります。



実はね・・・わかっていたんです。


今回は、できるだけ患部を小さくしたいという
思いが先走って、本来しなければならない
補修作業を端折って進めていました。


耐シンナー性の高いパテを使って
下地を作る作業を抜いたのですが
やはり、本来の手順でやるべきでしたね。


では次回、やりなおーしっ!


                 
                     To Be Continued...