ギター製作手記、早いもので第10章になりました。
って、全然進んでないしぃ!
まだネックも完成してないしぃ!
完成まで何話になるんでしょうか・・・
怒涛の更新
「そうだ!ギターを作ろうっ!(作らなきゃ)」
そう、明日から忙しくなる(予定)ので
更新できる分は一気にやってしまいましょう!
ネック製作途中でしたが
ちょっと遊びを兼ねて、球面処理を施したフレットを
作ってみました。
昨今、カスタムギターのトレンド(?)になっている
フレットの両端処理を「まるーく」するスタイル。
従来は「ベベル」
つまり、少しだけ耳をそぎ落として
指ざわりを整える方法が一般的でした。
もちろん、市販のギターの殆どがベベル式で
仕上げられています。
まあ、特にコレで何も問題ないわけで
長年のスタイルですけどね。
ただベベルを付けてしまうと
削ぎ落としたフレット分だけ
有効フレット長が短くなる欠点があって
いわゆる「弦落ち」する確率が
ベベルを付ける分、高くなりますね。
弦落ちしてしまったときの感覚は・・・
「膝カックン」された時の
脱力感と少し似ています。
そこで、できる限り
有効フレット長を稼いてしまおうと言う狙いで
ネック幅いっぱいまでベベルを付けず
その端面を「球面状」に処理をして
プレイアビリティを確保しようというスタイルが
トレンドですね。
ホントを言うと
「球面加工」と「ベベル無しフレット」は
別のものなのですが、昨今は
同時セットで考えられることが多いので
今回も、その方向で運びましょう。
あんな処理
どうやってやってるんだろう・・・??
そう、球面処理をやってみたいが
そんな設備も無い、知識も無い・・・
そんなあなたに、目からウロコの
テクニックをご紹介しましょう!←大袈裟ですね
■用意するもの
・電気ドリルやボール盤
電動リューターでも良い
・回転ゴム砥石もしくは
それに似たもの
使い捨てるので、安物で充分
私は100円ショップで買っています。
・フレットカッター
専用のものが良いが
無ければ、喰い切りのような形状で
フレットをギリギリで切断できるもの
あ、書き忘れましたが
これはフレットを新規で打ち込む時に有効な方法です。
従って、新品のフレットワイヤーはもちろん必要ですよ。
現状のフレット端面を
球面にする方法は・・・知りません・・・
今回は、ステンレス仕上げ用の
「軸付きスポンジ砥石」というものを使いました。
硬そうに見えますが、ザクザクとした感触で
金属表面をピカピカに仕上げる為に使う砥石です。
あと、手に入りやすいのは
ゴム砥石という、その名の通り
ゴム状で砥粒が練りこまれているタイプ
フレックス砥石とも言われています。
私の買ったのは多分コレ・・・
- SK11 軸付スポンジ砥石 P-6/SK11(エスケー11)

- ¥価格不明
- Amazon.co.jp
まあ、要するに
柔らかい砥石で、整形できるものであればOK牧場です。
直径は大きめのほうが
作業しやすいかも知れませんね。
こちら、ダイソーさんで購入したヤスリセット。
丸ヤスリを使います。
次の作業で、ヤスリはオシャカになってしまうので
安いものでOK牧場。
ボール盤もしくはドリルに
砥石をセットして、ヤスリを当てて
砥石側を削ってしまうのです・・・
反発力に気をつけて下さい。
半丸の溝が付くまで砥石を削りこみます。
これで準備完了!
ヤスリはご臨終です。
工作したい指板のRに合わせて
フレットを曲げておきます。
専用の工具を使っていますが
指板のRに沿ったカーブができれば
方法は何でも良いと思います。
この時大切な事は
指板のRにきっちりと合っていること!
通常は指板のRより
ややキツめのカーブが良いとされていますが
今回の球面フレット作りの場合は御法度。
必ず「Rに沿った」カーブを作って下さい。
指板にフレットをセットします。
指板のRとフレットがマッチしているかを確認して・・・
一旦、フレットを半分だけ押し込みます。
力自慢の人は指で、道具を使っても良いですが
グサッとさしては行けません!
グサッの「グッ」でストップ。
傾きもないように・・・
フレットを半固定にします。
逆に、フレットのクサビが入らず
フラフラもダメですよ。
次に、半固定のフレットを
指板の幅ギリギリでカットします。
ここが肝心です。
ギリギリのツライチでカットすること。
その為に、専用のフレットカッターがあると
まさしく「ツライチ」でカットできますので
便利です。
ない場合は、喰い切り等
似た形状の物を流用して下さい。
- ケイバ(KEIBA) 喰切 アメリカンタイプ E-816/マルト長谷川工作所

- ¥2,863
- Amazon.co.jp
↑なんかも良さそうですが、ちょっと刃が厚いかな?
そんな時は、グラインダーで薄く加工するのが良いでしょう。
カットが済んだら、指板幅ピッタリに
フレットのサイズが揃っているか確認をします。
この時、タング(クサビ)がチクチクとはみ出してしまう
場合がありますが、ヤスリで整えておきましょう。
もしくは、タングニッパーですこし
タングをカットしてやってもOK牧場です。
フレットは半固定の状態ですので
簡単に取り外しができるハズです。
思わず堅くハマってしまったら
アイロンで蒸気を当てながら
やさしく外してあげましょう。
慌ててむしり取ると、フレットの食い込みが
甘くなって失敗してしまいます。
そして、スポンジ砥石(改)で
フレットの両端を丸めます。
この時、縦横全部を丸めるか
端面だけの丸めにするかはお好みで・・・
短いフレットを砥石に当てますので
弾かれないように注意して下さい!
余りたくさん丸め過ぎると
フレット全長が短くなり、失敗してしまいますし
丸めが足りないと、指ざわりが良くないので
何度か試しながら、おいしいポイントを
掴んで下さい。
丸め終わったら、好みに応じて
さらに小型のゴム砥石で仕上げても良いでしょう。
そして指板に装着!
嗚呼、みんな大好き球面加工フレット!
指板幅ピッタリの球面加工済みのフレットの完成です!
指板にフレットを固定してから
球面の加工をするのは
凄くめんどくさい・・・いや無理です。
数多く失敗した私が言うのですから
間違いない!
まあ、メーカーさんやリペアショップさん等では
他の方法もあると思いますが
低コストで、トレンドのフレットを作る方法!でした。
この方法で下処理をしておくことで
球面状ではなく、ベベルを付ける方法をとった場合も
バリ処理が格段に楽になり、作業性が向上します。
まあ、20本以上も同じ作業が続くので
面倒なんですが、効果は大きいと思います。
目からウロコ・・・でしたか?












