おかげ様で毎日忙しくさせて頂いております。
基板焼損のテック2、いよいよ電源投入です・・・
・・・点灯しない!!
(ショックのあまり、写真を撮り忘れておりました)
まだ何かの原因がひそんでいるのか?
落ち着け!落ち着けオレ・・・
今回の焼け焦げは、基板の電源安定回路廻りですので
同時にパンクするのは「トランスフォーマー」の可能性が高いです。
私は通称「羊羹」と呼んでおりますが、要は昇圧装置ですね。
以前のW220メーター修理の際にも、トランスフォーマーを交換しましたが
よく似たスタイルのものです。
コンデンサーが先でトランスフォーマーが後か
トランスフォーマーが先でコンデンサーが飛んだか・・・

点検の為、リード線を一時的にハンダ付けします。
しかしながら、トランスフォーマーが基板上に実装された状態では
抵抗値が読みにくいので、思い切って取り外しをします。
これが「羊羹」ならぬトランスフォーマーです。
表面にカッコイイラベルが貼ってあって
当時の気合が入りようが伝わってくる作りです。
スペアのトランスフォーマーを取り付けて動作確認中・・・
抵抗値も正常、スペアのトランスフォーマーを仮付して
様子をみても状態が好転しません。
予想以上に基板がやられていて
基板中間層の影響を懸念していたのですが
やはりイヤな予感が当たってしまったようです。
トランスフォーマーを元に戻し
この時、焼損した部分へ充分にハンダが回るように
確認をしながら組み付けます。
予想通り、電源が入り
液晶が点灯しました!
が・・・電源が切れない・・・
基板の損傷は、予想以上に深刻で
Tech2の起動までたどり着けたものの
パート1で述べたように「安定動作」をしなければ
ならない類の機器ですので
これでは、お客様にお渡しできるレベルではありません。
「なおそうや」の主催者である私の性格上
「ここからが勝負どころだ!」と、さらに追求をしたい気持なのですが
商売として捉えた場合、コスト・信頼性・そして納品時間・・・
ユーザー様にメリットがあるか否か?の選択をしなければなりません。
正直を言えば
電源回路を新たに作りなおし、再生を試みるのが
私の本意ですが・・・
今回は、これ以上の追求は
メリットにつながらないと判断し
作業の中断を選択しました。
む、無念じゃ・・・
Tech2史上、最高レベルのパーツと
丁寧な組立てをされていたモデルでしたので
何とか修理をしてあげたいと思っていました。
敗北感を背負いながら
お客様へ結果報告・・・
「精一杯修復を試みたのですが・・・残念ながら・・・」
チクリと言われるかも?とかビビリながら電話をします。
「あ、そうですか・わかりました」
心の広いお客様でした。
買い替えをご快諾頂きました。
今回は不本意な結果になりましたが
基板修理のスキルをアップする良い機会となりました。
次こそは「バッチリなおそうや!」ですね。