いつもコメントやいいね！を本当にありがとうございます。
返答遅れていますが、しっかりと読ませていただいています。本当に感謝です！
今朝の安曇野。
今日と明日はお休みなのだ～なのに早起きしてしまった（笑）
「大掃除するって昨夜も張り切っていたものね」
うん。今日は忙しいぞ。美容院に買い物に。。。面倒だな（笑）やれることしようかな。
今日はこんなに温かいんですよ。最低気温も昨日より７℃も高い
体がせっかくガッチガチの寒冷地仕様だってのに。。暑く感じたらどうしてくれるんだっ
「昨日が寒すぎたのでワホよお」
ははは、そうだね。
「でも、緩んでもそのうち雪になるのでワホよね」
そうそう、一応、予報は雪マークだからね。そのうち雪に変わるかな。
「雪よ～早く降れよ～♪byユーミンのメンワホ！」
おいおい、それは「春よ～遠き春よ～♪でしょう？
妄想散歩とは言えそんなに雪だ雪だと歌わないように（笑）
「明日は大晦日でワホし、ボクもちょいと里帰りでワホよ」
あらまあ、嬉しいことを～お母さんもＣｏｏちゃん傍にいるの何となくわかるよ。
「お空で走るのもいいけれど、やっぱりお家はイイでワホな」
お空と言えば毎日ハルと一緒にいるね。
「うん。ハルちゃんね、ボクと一緒だから寂しくないよって言ってる」
そうかあ、いつもＣｏｏｍｏとハルｍｏで嬉しそうだものね、何か話とかするの？
「うん。ハルちゃんね、お空に来ておばちゃんたちに言えなかったこと話してくれるよ」
そう。。。どんなことを話してくれるの？
スケルトンＣｏｏが私の頭の中に教えてくれた、ハルしか知らない真実とは。。。
久々のショートショート。「本当のお母さんの分まで」。
★★★★★
アタシの名前はハル。
これはアタシを助けてくれた人のお姉ちゃんがつけてくれた名前。
本当の名前はマリナって言うんだ。それはね、前の飼い主のお姉さんがつけてくれた名前。
アタシは最後の飼い主さん夫婦にも絶対に言わなかったことがあるの。
「お願い。せめておっぱいだけでも」
そういう声がたまに頭の中に響く。あれはアタシを産んだ本当のお母さんの声。
記憶の中にあるのは、いろんなわんこ達の苦しい鳴き声ととてもひどい匂いと。。
「子供を連れていかないで！」と叫ぶお母さんの声。
あの時、その声もどんどん弱まって。。。汚い檻の中で動かなくなったアタシの本当のお母さんを
まるでゴミを捨てるようにつまんでいった「人」の手。
その手でアタシも檻から出されて。。凄い勢いで出されたから足が檻に当たって
凄く痛かったのに。。その恐ろしい手でアタシはあちこち触られ。
「ああ。このくらいの足の折れたくらいならすぐにひっつくさ」
「輸送している間に多少曲がって骨が付いても赤ん坊だから買う連中はわからないな」
そんな会話を聴きながら、アタシは段ボールに詰められて、、、コンベアーに乗せられて
そのままトラックで運ばれた。
トラックで運ばれている間、アタシのお母さんはあのあとどうなったのかな。。
そんな事を考えながら、ウトウトしていたらあるホームセンターの倉庫に着いた。
そして次の日からアタシは明るくて小さいガラス張りの部屋に入れられた。
ここはあの薄暗い檻の中よりは多少はましだったけれど。。
色んな人が見に来て、、ある日若いお姉さんが若いお兄さんと一緒に来て
「か～わい～！インテリアになるじゃん！」そう言って、若いお兄さんにアタシを買わせた。
私はにじゅうごまんえんなんだって。よくわからないけれど明るい部屋から出た。
歩けるかなあ、、、初めての外、初めての飼い主さん。。。
外に出してくれてありがとう、大好きよ、飼い主さん！
アタシのお母さんも一緒に探してね。お母さんと一緒に住める？
聞いてもお姉さん、知らん顔。うるさいって言われてしまったよ。
わからなかったかな？いいや、根気よくお話をしてみよう。
でも、、明るい部屋から今度はまた檻みたいな柵のあるケージってところに入れられた。
若いお兄さんと飼い主のお姉さんが
「チワワって散歩しなくていいんだって」
「へえ、じゃあこのままここで置いておけばいいだけなら楽じゃん」
「やっぱりなんか高いおもちゃかぬいぐるみって感じ？ちょっと自慢したよいよねえ」
アタシはそこでほとんど身動きもせず、毎日過ごした。
お姉さんがくれるアタシのお口には大粒すぎてうまく食べられないカリカリフードと
ペットボトルみたいな舐めると出てくる水と。。。
たまに撫でてくれるけれど、「やだあ、毛が付く！」「鳴くとうるさい！」
そのうち、アパートの大家さんに見つかって。。。
「保健所へ連れて行って捨てよう」「ここを出てけなんて言われたら困るもんね」
若いお兄さんと若いお姉さんの会話が聞こえた。ホケンジョってところは、今度は広いのかな？
でも、どんな飼い主さんでも、アタシは好きよ。飼い主さん、、
ご飯もちゃんと与えてくれたものね、お口からこぼすと怒られたけれど。。ありがとう。
飼い主さんがホケンジョってところへ連れて行ってくれるならアタシ、ついていくね。
若いお姉さんの車に乗ってホケンジョヘ出発。わあ、初めて外に出た時みたい！
若いお姉さん、楽しそう。飼い主さんが笑顔でいてくれるなら、アタシも嬉しい！
そしたら、車が急ブレーキかけて。。ドアが開いて誰かがアタシを連れ出した！
いやだ、若いお姉さんと離れたくないよ。あたしの初めての飼い主さん。。
大好きなんだよ、お願い、誰なの？アタシと飼い主さんを離さないで！
そのうち、その人から、アタシは殺されるためにホケンジョってところへ行くことを聞いた。
アタシね、凄いショックだったよ。。大好きな若いお姉さん、、アタシを明るいけれど
狭い部屋から出してくれた、あの若いお姉さんが、、そんなこと信じない！
でも、その後アタシを引き取ってくれた飼い主さん夫婦は。。。
アタシに歩く楽しさを教えてくれた。おチッコも我慢しなくていいって教えてくれた。
アタシの好きなもの、一生懸命探して、お母さんは毎日手作りのご飯を作ってくれた。
たまに痙攣起こして曲がった足と背中が痛い時もあったけれど。。痛み忘れるくらいの幸せ。
やんちゃなくうお兄ちゃんとも、よく遊んだし、くうお兄ちゃんを従えて
かっこよく女王様遊びした時は面白かったな。くうお兄ちゃん、ノリノリだったものね。
お父さんは毎日一緒にお布団で寝てくれたし。。これが本当の幸せだったんだね。
でもね、アタシ、最初の飼い主の若いお姉さんにはやっぱり感謝しているよ。
だって、外の世界を教えてくれたのは若いお姉さんだったのだものね。
たまに思い出して、、もっとアタシを大切にしてほしかったって思ったけれど
でも、アタシもあんよ悪いし、きっと、いけないところがいっぱいあったんだよね。
だから、若いお姉さんはいつも怒ってた。。
この間、アタシの好きなくうお兄ちゃんが虹の橋に逝っちゃって
アタシはくうお兄ちゃんのお家に来るたびに、、くうお兄ちゃんの飼い主さんが
泣くのを見て、慰めていたの。アタシの運命を変えた人、泣かないで。
アタシはいつもくうお兄ちゃんが観えていたから、ほら、すぐ横にいるよって。
アタシ、くうお兄ちゃんの分まで長生きするからね、いっぱい慰めるからね。。
そう思っていたのに。。今年の夏は暑かったな。。。もうね、体がなんかだるくて。。
でもお母さんがいつも美味しいご飯を作ってくれるから一生懸命食べたけれど
とうとう食べられなくなっちゃった。。慌ててお医者さんに連れて行ってくれたけれど
それからすぐかな。。とっても眠くて。。どうしてもうまく立てなくて。
そしたらね、夜中。。。目の前に大好きなくうお兄ちゃんがいたんだ。
「立ってごらん。立てるかな」うん。あ！立てるよ。
あれ？からだが浮いた。くうお兄ちゃん待って。アタシお父さんたちにお礼言わなくちゃ。
お父さん、お父さん。
「どうした、ハル」お父さん、目を覚ましたよ。よかった。。
あのね、アタシね、お水飲みたいよ。
お父さんがお水を飲ませてくれて、ああ、喉が楽になったよ。
くうお兄ちゃん、お待たせ。アタシ、逝くよ。くうお兄ちゃんのところへ。
「お母さん、お母さん！ハルがおかしいぞ！」
「ハルちゃん、ほら息して！」
お母さんがアタシの口に口を当てて息を吹き込んでくれている。
お母さん、ありがとう。ハルはね。。ちょっともう力が戻らないよ。
とっても幸せだったよ。考えてみれば「人」の手って最初は怖いものだと思ったけれど
本当はあったかくて優しくて、いっぱい愛情が込められた温もりを持っていたんだね。
くうお兄ちゃんが一緒だから、大丈夫だよ。いつでも見守っているからね。
本当のお母さんにも会えるかな。
アタシね、繁殖犬の本当のお母さんの分まで幸せに生きたからね。
どんな形でも、アタシを産んでくれてありがとう。
でもね、、こういう産まれ方じゃなくて、お父さんとお母さんが愛し合って
そして幸せに産まれたかったよ。今度はそういう世界で会いたいね、本当のお母さん。
ねえ、くうお兄ちゃん。くうお兄ちゃんは本当のお母さんに会ったことある？
アタシはあるよ。暗くて狭い檻の中。。泣いていたお母さんに一度だけ。
★★★★★
そうかあ、、、ハルちゃんそんなことＣｏｏに話してくれたんだね。
「うん」
「ボクとハルちゃんは今、ハルちゃんのお母さんを探す旅をしているのでワホよ」
そうなんだね。ハルちゃんの本当のお母さんは前の犬生でとても辛い経験したから
きっと神様が優しい飼い主さんの元へすぐに生まれ変わらせてくれたと思うよ。
今日の安曇野の空は雪雲に覆われていますが
Ｃｏｏｍｏとハルｍｏは今日も一緒に仲良く空を駈けています。
ハルの本当のお母さんの幸せをしっかりと見届けるために。
本当にね。。わんこはどんな飼い主であっても、絶対に嫌いにならない。
だから、犬と暮らすなら、必ず最後まで、最期まで一緒に。
この子たちの純真で素直な生き方を、見守っていきましょうね。
すべてを受け入れて。
今朝は朝焼けの安曇野でした。
今日もＣｏｏに会いにきてくれてありがとう。
明日もまた、必ず会いましょうね。
尚、記事中の写真（ケージと売られている子の２枚）はネットよりお借りしました。
ありがとワホよ
２４日の記事へコメント返答中！まだ書き終わらず。。スマネ。終わったらご報告しますね。
８月１８日記事へコメント返答中です。こちらもあと少しです。お待ちくださいね。
１０月１０日の記事のコメントも返答中です。全部終わりましたらお知らせします。
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今一生懸命頑張っているシニアの子、保護犬の仲間達、病気の子
友達みんなへ届け～～～特大元気玉！
日本各地の被災地の皆さんが１日も早く元気に穏やかに過ごせるように。
病で闘う皆さんが笑顔で明日も過ごせるように。
安曇野から今日も明るく願います。