続きです。
この景色。。。見たことないですか?
映画やドラマでもロケ地としてたまに登場しますね。
撮る角度によってはミステリアスだったり
明るい大正ロマンが漂ったり
不思議な空間。
中は撮影禁止なので、外観だけですが、玄関のドアステンドグラスには
古河家の家紋。石だけで積み上げたアーチ。。。
ここはイギリスの建築家コンドルという人がデザインした所です。
この建築家は鹿鳴館や旧岩崎邸も手がけた、洋風建築の日本でのパイオニア。
スコットランド人なので、庭には薔薇がいっぱい。。。
古河財閥3代目の虎之助が建てた贅の限りを尽くした洋館。
当時から自家発電で館内の電気を賄っていたそうです。
各部屋の壁の厚さは40cm。。ドアを閉めると話し声も聞こえないほど。
そして頑丈な石壁の中には煉瓦がぎっしり、天井にも当時としては本当に珍しい鉄筋が通っていて、耐震構造になっているのです!
1階はゲストの為のお部屋がいくつも。そしてパーティーも夜な夜な開かれたであろう凄い部屋。ビリヤード室。。書斎。。
1階は喫茶室も開いていて、珈琲1杯850円で飲めます。入館料より高いコーヒー(笑)
でも当時の雰囲気代も料金に入っているのでしょうね。
2階は居住スペース。お風呂も大理石。お湯は地下室でボイラーで湧かして
ポンプで2階まで送ったそうです。
ここは戦後進駐軍の駐屯地として使われて、その後30年も無人だったそうです。
天井が抜けて、雨漏りもして。。。
撮影禁止なのも頷ける。。。撮りたいところだらけで、みんなで撮影していたら
ガイドさんも説明にならないわ。
これは心の眼に焼き付けろ、ということですね。
さあ、次はいよいよ有名な庭園散策へ。紅葉が少し始まっています。
また続く。
もう暫くおつきあいくださいね。
ありがとワホよ