カバー表紙の瓶の口のカタツムリ🐌リアル 紫陽花にはカタツムリだけどナメクジとどう違う⁈カラだけのこと⁈⁈⁈・・・


パトリシア・ハイスミス

小倉多加志 


「序」

がなんとグレアム・グリーン!⭐️その導入部のかたつむり🐌に部屋を占領され圧死⁈という

第1話「かたつむり観察者」はまるでホラー⁈


第2話 「恋盗人」

その思い込み具合や他人の手紙を開封に先日のドラマ「リプリー」の彼を



第3話 「すっぽん」 

母親の支配下の子ども その衝動は現代の親子関係となんら変わらない


第4話 「モビールに艦隊が入港したとき」

クロロフォルムを鼻に!といきなりの殺人⁈から始まる虐げられた妻の田舎町からの逃避行


第5話 「クレイヴァリング教授の新発見」

またまたかたつむり🐌今度は巨大かたつむりとの闘い まるでパニックムービー📽️〜彼女はかたつむり研究家でもあったそうです ナルホド!


第6話「愛の叫び」

ホテル〜施設での同室のふたりハッティとアリスの嫌がらせの応酬 愛の裏返し⁈そういうのわりと身近にあるある話だったりして “モロッコ革で装丁したテニスンの詩集”にはグッときましたが♪


第7話 「アフトン夫人の優雅な生活」

アフトン夫人の精神科医を訪ね夫の行状を改めるには⁈という相談に本人を連れてくるように説得するのだが・・・


第8話 「ヒロイン」

理想的な家庭にナニーとして守備よく雇われた娘ルシール 子どもたちにも気に入られ・・・どこか陰のある サリー・ホーキンスなんかどうでしょう⁈と ここまでのどれも映像が目に浮かぶ🎞️これが1945年発表 文壇デビュー作というのに驚く!


第9話 「もうひとつの橋」

イタリアのアマルフィなど風光明媚な背景によぎる暗い陰 光と影のコントラストが際立っている


第10話 「野蛮人たち」

広場のキャッチボールの男たち その広場に木を植えた男 その灌木の茂みを荒らされ報復❗️

したつもりだったが・・・その後の両者の思いにも如実な格差が これもあるよなーという話


第11話「からっぽの巣箱」

心に潜む罪悪感が生み出したユーマの存在 これぞ心理的サスペンスホラー⭐️



どれか抜粋して紹介をと思いメモをしてきたが どれもハズせなくて全文掲載^ ^書くまで私の頭の中では勝手に「12の物語」になっていた そういうの多いわぁ💦トシのせいじゃなくて昔から⁈


映画「パーフェクト・デイズ」に出てきた小説というので♪読んでみましたが

あまりにも有名な「太陽がいっぱい」再映画化の「リプリー」そしてこないだ見たドラマ「リプリー」「キャロル」



本も読んでいましたね



などなど映画化多数 90年代のブームの先駆けの書ということですが この文庫本あとがきにある「愛に飢え、不安を抱える人間心理」という2005年からまた20年!!も経ってる!!!と思えない古いどころか新しい⭐️あらためてその魅力にしびれるʕ•ᴥ•ʔパトリシア・ハイスミスでした