こんにちは！保育子育てプロデューサー ゆきの直子 です。
最近の常識、『赤ちゃんは泣いたら抱きましょう』は、とてもいいことだと思っています。
抱っこで親との繋がりを感じる。
安心感を得られる。
この世界は安全なところだと信じて成長していけると幸せですよね。
ですが、自分で動き出せるようになっているのに、いつまでも泣いたら抱っこはどうなのかしら？と思うところもあるのです。
『我が子、泣く回数が多くて、抱いたらすぐ泣き止むのですが、それにしてもよく泣く気がするのです。』というクライアント様がいました。
それって、子どもの個性かもしれませんが1つ考えられることがあります。
子どもは親子のふれあいとして抱っこを求めているが、抱っこしてもらう方法として、泣くことしか選択肢を持っていない。かもしれないということ。
子どもはふれあいが大切です。
「抱っこして！」と言えたらいいですが、言えない年齢のお子さんがだっこを求める時、親に伝える方法をしらないと、いつも、すぐに抱っこしてもらえる方法を使ってしまいますよね。
それが泣くという方法なのかもしれませんよ。
では、言葉を喋れない子どもにどうやって「抱っこして」を教えたらいいの？ってことですよね。
伝え方としては、
①泣いて抱っこするときに、「抱っこしてほしい時には、抱っこって言うんだよ」と伝える。（言葉を教える）
②抱きながら、「抱っこ気持ちいいね。」とかこの状態が抱っこだとわかるように繰り返し言葉を言う。（言葉と意味を一致させる）
③下ろした後に、「抱っこして欲しい時にはこうしてね。」と合図を決めて、親が見本を見せる。（言葉以外の方法を教える）
③で、よくするのが両手万歳です。
そして、子どもがご機嫌な時に、「抱っこしようか」と言い、決めた合図を親がしてから、抱くようにすると、合図と抱っこがつながって、子どもが抱っこを求めるときにも合図をしてくれるようになりますよ。
泣くというのは、赤ちゃんの感情表現として当たり前にあるものですが、大人は泣き声で快を感じることはないので、できるだけ泣く以外の方法で赤ちゃんからも要求が伝えられるように、共通の合図（ジェスチャー）を使ってコミュニケーションをとってみると、泣きに振り回される回数が少なくなると思います。
あっ、言葉が通じない海外に行ってジェスチャーでコミュニケーションをとる感覚ですね。
そんな感じで、やりとりしてみると結構面白い反応をしてくれるかもしれませんよ。
泣いて抱っこを求める時に、ママが赤ちゃんのところに行くのではなく、「ここまでおいで。」と呼んでみるなんていう方法もいいですよ。
最初は、より不機嫌になるだけかもしれませんが、自分で親の側に移動して積極的にアプローチする方法を子どもが身につけられるかもしれません。
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