昨日、東京に戻った | 現在と未来の狭間

現在と未来の狭間

文芸と自転車、それに映画や家族のこと、ときどき人工透析のことを書きます。

2時間半かけて鹿嶋まで行き、タクシー代バンバン使って病院に通ったのだが、親に会える時間は1日15分ということだった。

当初考えていたのは1、2時間は親のそばにいて話ができるようなタイミングで、食事や薬をちゃんと飲もうねという話をするつもりでいたが、想定通りではなかった。まあ、仕方がない。

今回は7日から10日まで鹿嶋のビジネスホテル(前回と同じホテル)に泊まり、水曜と金曜は市内のS医院にて臨時透析を受けた。透析は土地の水がそもそも綺麗なのか体にはすごく良い感じがした。足の痙攣が激減したし、行く前に比べると右足の動きが良くなっている。透析が理由かは定かではないが、体の調子が良くなるのは良いことだ。

宿泊した鹿島神宮駅周辺は本当に何もなく、駅裏にコンビニのミニストップが一件とラーメン屋が1件。駅前にはお弁当と肉巻きおにぎりを売る店とスープの店が2件あるだけ。他には何もない。基本的に買い物は車で別の場所へ行くしかない。外食をするにしてもラーメン屋しかない。

幸いなのは駅前でお弁当を売っているお店。ここの日替わり弁当がおいしいしボリュームもある。今回食べたのは唐揚げ弁当でサックリ上がっていてお肉はジューシー。このお店がなかったら昼食には本当に困っただろう。

病院へは毎日通った。13時から17時までの間が面会時間。母はもう完全に寝たきりで、時折目を開けて二言三言喋るくらい。話す言葉もあまり意味をなさないので、会話もあまり通じない状態。

父(90歳)は入院前にくらべたらずっと元気になっていた。前回来た時は歩行器で歩いていたが、看護師さん曰く「何気に歩行器なしでもスタスタ歩いている」とのことで、本当によく歩く。自分から母の病室に行ったりしていて話しかけたりしているようだ。近々、父と母を同じ二人部屋に移す予定だ。最悪、私が間に合わなくても父が看取れる形にはなる。

今回は病院に行く予定以外に何もすることがなかったのだが、退院後に父を入れようと思っているリハビリセンターから連絡があった。ここは基本入所型の施設なのだが、なんでも特別個室というとんでもなくお高い部屋が空いたとのこと。金額的にはちょっと無理だと思ってはいたが、まあ、どんなところなのかという興味深さもあり話だけでも聞いてみることに。

前回、聞きましたっけ? 時別個室の話ってありました?と相談員に振ってみる。前回は特に、とのこと。何か急に出てきた話っぽい感じがした。

特別個室は広さ24平米とうちのリビングよりも広い。風呂場もトイレも個室でどちらも広い(車椅子で入ることを設計に入れているのだろう)。ちなみにどんな人が入るのですか?と聞いてみたら。

元は地元の校長先生だった人とか大地主だった人とのこと。

いや、やっぱ、これは違うなー。親父はきっとこんな部屋に入ったら落ち着かないはずだ。自分が入るんだったら入ってみたいとは思うけど、それなら今から頑張って働かないとなー。

滞在最終日の10日自分自身の薬が切れたので一旦帰宅することに。できればこの土日は何事もなければと思う。しかし母(91歳)は時間の問題か、そんな予感もある。月曜日は会社には行きたい。会社に提出する診断書があり、これを出せば介護休暇が取れるはずだ。

にほんブログ村 病気ブログ 人工透析へ
にほんブログ村