こんにちは
大阪の肥後橋にある加圧・ピラティススタジオB＆Bの中芝です。
寒い季節ですが…
冬にランニングなどの有酸素運動を行うと、『脂肪燃焼効果や冷え症・体質改善に繋がる！！』といったお話しを聞くこともあると思います。
実際にこの時期にランニングなどをして、脂肪を減らそう、シェイプアップしよう！と思い取り組まれている方やアスリートであればタイムを向上させよう！競技パフォーマンスを上げよう！と走っている方もいらっしゃるのではないでしょうか
そんな時に多いのが膝の障害です。
本日はランナーが陥りやすい膝の障害とその原因についての記事を書かせて頂きたいと思います。
近年マラソンやランニング愛好家が増加し、１９９８年には約６７５万人であったランニング愛好者が２０１４年には約９８６万人に増加している
との情報もあります。
ランナーやランニング愛好家の中でも多い膝の疾患が腸脛靭帯炎(ITBS）です。
別名ランナーズニーと呼ばれますがそれくらい走る方にはよく発症する疾患です。
膝の外側に痛みが生じるケースが多いです。
腸脛靭帯炎は腸脛靭帯と大腿骨外側上顆部との間で過度の摩擦が生じることで起こります。
【林 典雄ほか：腸脛靭帯炎に対する運動療法．関節機能解剖学に基づく整形外科運動療法ナビゲーション 下肢、改訂第二版、整形外科リハビリテーション学会編、メジカルビュー社．東京、100-103、 2014から引用】
腸脛靭帯は腸骨稜（骨盤）や大腿筋膜張筋、大殿筋の付着部から起こり大腿外側部を通り、脛骨上端のガーディ結節に付着しています。
腸脛靭帯炎（ITBS)になる主な要因としましては…
①腸脛靭帯や大腿筋膜張筋の固さ
➁内反膝や過回外などのマルアライメント
③股関節周囲筋の筋力低下
などが挙げられます。
ではこの疾患に対してのアプローチ方法は？
ITBの緊張低下と正しいアライメント（姿勢）で運動を行うことが重要です
これにはピラティスがお勧めです！！
特にITBに連結する筋である大殿筋・中殿筋・大腿筋膜張筋に対してのストレッチやニュートラルポジション（脊柱や骨盤）を維持しての下肢のエクササイズを段階的に行う事で、痛みの改善に繋げる事が期待できます
次回はこの痛みに対してのピラティスアプローチの情報をお送りさせて頂きます。
本日はここまでです。
最後までお読み頂きましてありがとうございます。
【参考文献】
運動療法としてのピラティスメソッドアスリートに対する実践プログラミング 監修 近 良明 編集 桑原匠司
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