そのままの通り肩甲骨と上腕骨の動きの事をいいます。
どういう事かと言うと…
腕を下に降ろしている状態から耳の横まで上げてくる時、
肩関節自体では120°外転+肩甲骨を60°上方回旋して上がります。
外転=手を横から頭の方に上げること
上方回旋=肩甲骨の下を外側から上に上げること
外転30°までは肩甲骨は動かず、肩関節だけで上げていて、30°以上になると、外転2°ごとに肩甲骨は1°上方回旋(回旋比率2:1)している、この現象の事を肩甲上腕リズムといいます。
中々難しい話ですが、もし肩甲骨が動いてくれなければ…上腕骨は外転120°で大結節(上腕骨の一部)が肩峰(肩甲骨の上の方で肩を触った時にすぐ分かる角ばった骨)に当たってしまい、それ以上上げれなくなります。
なので、肩が上がらなくてお困りの方、上げた時に違和感がある方は、それだけが原因ではありませんが、この肩甲上腕リズムが乱れているかもしれません。
自分では調べにくいので、誰かに両肩甲骨をてのひらで触れてもらいながら手を上げてみましょう!!
ぜひ一度肩甲骨の動きを調べてみてください。
パーソナルトレーナー杉直樹