20年経過して・・ | naoi-blog

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さいたま市の一級建築士として、仕事の事だったり、事じゃなかったりする事をつらつらと書いていきます。

まだ、梅雨入りしてないけど、

 

今日は、夏至・・。

 

ちょっと前に正しい季節の巡りにはホッとする、と書きましたが、

 

やっぱり異常な巡りでしたね。

 

それでも、今日は雨ふりなので、そろそろ梅雨入りかな?

 

・・・

 

さて、高崎のリフォームも内部は完了しました。

 

 

20年経過してみて、外部の木部はやはり劣化が目立ちます。

 

木を使う場合は、数年ごとのこまめなメンテナンスの必要性を丁寧に説明しなければならないですね。

 

逆をいえば、こまめな手入れを実践すれば、木はずっと長持ちします。

 

一生の中で、どのように住まいと付き合っていってもらうか。

 

共に、時を過ごしていくということ。

 

古びていくことは馴染んでいくことに繋がっていくこと。

 

その共感を得るためにも、やっぱり木を正しく使っていきたい。

 

 

今回、

 

外部のバルコニーを木製で造っていたのですが、外側の梁が完全に腐食していて、結局鉄骨の梁や柱で入れ替えることに。

 

水切りの入れ方や、木口の保護の仕方など、稚拙な設計をしていたことも事実で、そこは大いに反省です。

 

適所の見極めができていなかった20年前の自分に、喝、ですね。

 

・・・

 

さいたまに戻って、夕方7時前から、クールダウンを兼ねつつ、

 

色々と考えながら、ジョギング。

 

 

まあ、しっかりやれよ、と鷹揚な夕暮れには励まされました。

 

 

お施主様との関係の継続性。

 

自身の仕事の振り返りの重要性。

 

20年の月日の中で、自分の考え方にも、変化の生まれた部分もあったり、変わらない部分もあったり

 

という事実に気づいたり・・。

 

沢山の意義を見い出せた仕事でした。

 

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さて、来月から同じようなリフォームが大宮で始まる予定。

 

しっかり向き合いましょう。

 

 

さいたま市の設計事務所 創順居アトリエ 直井建築設計室 http://naoi-boo.com