「ペット保険を考える」シリーズ、チョコの保険が解約になって以降のお話をなかなか書けずにいました。
チョコは6歳で僧帽弁閉鎖不全症と診断されました。そして、保険解約の時期と重なるように、チョコの病状は悪化していきました。
チョコが突然の発作で亡くなって半年以上経った今でも、自分の力不足、勉強不足を悔やんでどうしようもない気持ちになることがあり、この頃のことを書くのは、まだちょっと辛いのです。
だからこそチョコの経験を無駄にしてはいけない!ゆずのためにも冷静に保険解約後のチョコのケースを振り返ってみたいと思います。
引越し直後に通い始めたT病院からは心臓病手術で有名なジャスミンどうぶつ総合医療センターでの手術を勧められました。手術代は200万円超。入院が長引いたり、合併症が現れれば、250万円近くなることもあるようです。
チョコの病気や手術の話を誰かにすると、「保険は入っていないの?」と聞かれることが度々ありました。
私はこの質問をされるのがとても嫌でした。
私の不注意から保険が解約されてしまい、手術をしてあげられなかったという、いたたまれない気持ちになったからです。
ゆずを迎えた頃、少し冷静に現実と向き合えるようになっていた私は、もしチョコが保険に入っていたら、いくら支払いしてもらえていたのかを計算してみました。その結果はビックリするものでした。
当時入っていたのは FPCペット保険。
年間支払限度額は
手術 10万円/回
入院 12.5万円/回
えっ?
200万円以上かかる手術のうち、最大でも22.5万円しかもらえないの?
細かいことをいってしまえば、8歳の掛け金は2.5万円なので、実質20万円しか負担してもらえないということです。
チョコのパピー教室の先生は、「保険には入らず、その分は将来の医療に備えて貯金しておく。」と言っていました。それを聞いた私は、「保険に入っておけば万全なのになんでだろう?」と思っていました。でも今なら先生の考えも理解できます。ペット保険って、被保険者の負担が大きいわりにはリターンが少ないのです。
それでも投薬治療に限って考えれば、年間50万円ほどかかっていた診察代と薬代の半分は戻ってきたはずなので、ペット保険は無駄だとも言い切れません。大切な我が子がずっと健康でいられて保険のお世話にならないのであれば、それが一番!でも、長く暮らしていけば何かしら病院のお世話になるのが普通です。その時にこんなはずじゃなかったと思わないように、ゆずの保険は1日あたり、1回あたりの制限がないアクサダイレクトを選びました。
でも、あらためて細かく調べていくと、アクサダイレクトの欠点を知ることになったのです。