昨晩リマを22:15に夜行バスで出発。片道7時間以上かけて朝5:30頃ナスカ到着。日帰り往復でねむねむ・・。
リマ←→ナスカはとにかく遠い。(バスか車しか移動がナイ)
しかもバスは早朝5:30am(真っ暗)到着時に何のアナウンスもナシ。たまたま到着前に目が覚め、なんとなく身支度したからよかったけど、止まったと思ったら適当に人が降り、しれっとバスは次の目的地へ走り去っていきましたわ。危な~。汗
さて、ここでクイズです。地上絵で有名なナスカですが、パルパは聞いたことがありますか?
↑2018年のナショナルジオグラフィック記事。パルパの地上絵はナスカより数百年古いパラカス文明期(約2000年前)。
本当はナスカからパルパまでセスナで飛び、上空からこれらを見たかったのですが、直前まで粘っても一人では飛行機を出してもらえず・・。ちっ。
・・が、例のごとく、ワタシは諦めませんよ?
↑当時のニュース。なぜこれが猫なのかというと、古代インカやナスカ時代に作られた遺物には神格化されたネコ科の動物が書かれており、その顔と共通するかららしい。(ワタシにはカンガルーに見えますけどね・・爆)
パルパの絵は丘の斜面に書かれているものが多い為、上空からでなくても辛うじて見えるのが幸い。
右はクジラ?(ナスカにも似た絵あり)。左は「首切り儀式」ではないかと言われてるらしいが、左上の顔3つは猫耳だし、実際どうなんだろう?
2022年に私がスコットランド国立博物館で見たナスカ考古物(確か紀元前300-450年頃の物)の構図に似ている気も・・。
パルパの人物絵は帽子を被ったものが多いのも興味深い。(儀式用の装飾帽?)
これもそう。帽子のある人・ない人の違いはなんだろう?
ミラドールの高さでは見切れてしまう上部の絵。これは
近年見つかったナマケモノ?
見晴らし台からナスカの地上絵の一部を観察。これは海藻とか木と呼ばれている絵。近くにはハイウェイにしっぽをちょん切られてしまった巨大トカゲの絵も。(後ほど上空からの写真をご参照くだされ)
10amを過ぎると朝霧が晴れ、飛行開始。通常学生パイロット証を見せると副操縦席に座らせてもらえることが多いけど、ナスカは事故が多かった為、現在必ずパイロット2名体制で飛ぶそうな。体重調整も厳しく、私は最後部にしか座れませんでしタ。残念・・。
まあでも飛べることが肝心。それでは行ってみましょう
離陸後すぐに表れるのは「クジラ」。
ラルコ博物館にあった土器とよく似てますな。こんな風に遺物の絵と照らし合わせながら、古代絵の意味を考えていくのが考古学。久しぶりに大わくわく。
「宇宙人(またはシャーマン)」。日本人には通称ガチャピン。
「さる」95m。そういえば南米にはくも猿が多く生息していますね。
「はちどり」97m。
「グンカンドリ(Frigate Bird)」。400m!
「クモ」。左右対称ではなく、右後ろ脚がびよーんと伸びてます。
先ほどミラドールから見た「木(海藻?)」と「手(右下)」。真ん中やや左上がしっぽを道路で切られたトカゲ。
「フラミンゴ」300m
「オウム」。220m
「花」
「ペリカンのひな」
昼頃には30度近くの暑さに。ランチ後14時発のバスに乗り、帰りも7時間かかってリマ戻り。