「サービスラーニング」をもっと広げよう! | フリーランス日本語教師naonao❤︎「人生山あり谷あり奮闘記」

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日本語教育について日々の授業の出来事、
日常の生活で感じたことなど
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フォトジャーナリストの阿佐部伸一さんの取材を受け、

その記事がYahoo!ニュースに掲載されましたカメラ

 

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今日は朝からハシゴで勉強会メモ
学びの1日です鉛筆
 
 
午前中はこちらへ行ってきました走る人DASH!
JFcaféメンバー井上先生が講師の「サービスラーニング」の勉強会に参加しました。
 
 
皆さんは「サービスラーニング」という言葉を聞いたことがありますか!?
先日子どもの日本語教育研究会の講演で
「サービスラーニング」という言葉を初めて知りましたメモ
 
 
「サービスラーニング」とは?
 

「学習者が奉仕活動を通して社会と連帯し、

社会的責任を育むために生み出された教育方法」

 
鉛筆1960年代にアメリカで発生した経験学習の1つです。
「サービス・ラーニングの基礎は、教育学者であるウィリアム・ジェームズ(William James)ジョン・デューイ(John Dewey)がサービス(奉仕)を基本としたラーニング(経験学習)を主張したことが発端である」
 

サービスラーニングの定義は目的により多様で、

多様に理解され、用いられています。

 

 

なぜ「サービスラーニング」が必要
 
そして2019年4月より外国人材受け入れ拡大法試行により、
日本語教師にとって、今、新たな役割が求めれられています。
 
今後「求められる日本語教師の新たな役割」とは、
ただ日本語を教えるだけではなく

「共生の場づくり」のための橋渡し、

コーディネート、ファシリテーターだと思います。

 

そして、日本社会と外国人の共生のために

それをつなぐパイプの役目を担うのが

日本語教師なのだと思います。

 

また、JFcafé主催「多文化共生タウンミーティング」でも

みんなで一緒に考える街づくりの必要性をひしひしと感じました。

様々な背景の方々と 国籍や文化背景が

異なる外国人と共に暮らす社会、

多文化共生社会の実現に向けて、 

年齢・国籍・業種などの垣根を超え、 
私達ができることは何か、一緒に考えることができたこと、

そして、「外国人も地域社会の一員」だということを

もっと多くの地域住民に知ってもらうことが授業だと思いました。

そのためには、

「地域社会の構成員として社会参画を促す仕組みを構築すること」が重要です。

「学習者が奉仕活動を通して社会と連帯し、社会的責任を育む

ことができるのが「サービスラーニング」です。

これこそ、今の日本の学校に必要なのではないかと思いました。

 

 

アメリカと日本の「サービスラーニング」の比較と事例紹介
 
勉強会ではアメリカと日本の「サービスラーニング」の
比較と事例紹介がありました。
アメリカでは全ての大学の授業に「サービスラーニング」が
カリキュラムに組み込まれているそうです。
日本ではかなり難しいのが現状ですが、
アメリカではごく自然にサービス・ラーニングが受け入れられ、
理念が浸透していった文化的背景には
次のような理由があったからだと言われています。
 
  1. アメリカは1960年代後半、公民権運動が盛んで、市民による自主的な社会活動が行われていたこと
  2. アメリカ社会はキリスト教に基づくボランティア活動の伝統がありサービス(奉仕活動)という概念も一般的に広く受け入れられていたということ
つまり、キリスト教信仰が強いアメリカでは
子供の頃から国民は奉仕の精神を持ち、

   受け入れられやすい文化的背景があったということです。

アメリカのパプリックスクールの事例紹介では

実際の活動内容を知ることができました。

 

日本では現在では国際基督教大学、早稲田大学,上智大学、

青山学院大学などといった

特にミッション系の大学でサービス・ラーニングが実施されています。

 

また、井上先生の日本語学校での実践事例の紹介もありました。

ゼロからの取り組みで当初は大変だったとそうですが、

今では継続してその活動は行われているそうです。

見事に地域を巻き込み、留学生も地域の一員として

地域の方と共に活動している、成功事例だと思います。

初めはなかなか受け入れてもらえなかったが回を重ねる毎に

留学生も行政の方々も意識が変わって行ったそうです。

 

サービス・ラーニングを効果的に実践するための4つの構成要素

 

 サービス・ラーニングを効果的に実践するためには、

4つの構成要素が必要とされています。

1.事前学習 Preparation

2. 奉仕活動 Service

3. 振り返り Reflection

4. 報告 Reporting

 
 
「サービスラーニング」では「振り返り(reflection)」重視

 

 「振り返り(reflection)」はサービス・ラーニングの中核で重視されています。

この振り返りは奉仕活動の前、最中、活動後といった至る所で

継続的に何度も行われ

この振り返りにより、「学外で経験したこと」と

「学内で学んだこと」とを統合することができるそうです。

また、学習者が自ら奉仕活動を分析、評価をすることにより理論的な思考を確立し自身の考えや仮説を批判的に見ることができるようになるそうです。

日本語学校の実践事例では学習者、地域の方(行政)の感想の紹介もありましたが、

開始前と開始後の変容が見られ、非常に興味深かったです。

学外の経験や学びと学内の学びが統合されていました。

振り返りは気づきを生む大事なプロセスなのだと再確認しました。

 
 
「地域社会との協働を重視」

 

サービスラーニングでは「地域社会との協働を重視」しています。

「協働」は同じ目的のために、対等の立場で協力して共に働くことです。

学習者と地域社会が一緒に考え、一緒に作っていくこと、

また、継続的に行うことが大事で、

それにより様々な関係に変化が起きるといいます。

 

 

まとめると・・・

 

チェック振り返りと報告はサービス・ラーニングで重視されている   

チェック振り返りと報告が行われ、計画的また継続的に次への活動へと結びつき、

 第三者からの評価がなければサービス・ラーニングのではない

チェック 地域社会との協働を重視

 

サービスラーニングを実践することで

お互いの学びの場を共有することができ、

関係者からメッセージをもらうことで地域社会から見た

自分たちの活動を見ることができたということで

地域に根付いた日本語教育が可能だと思いました。

そのためにはいろんな視点で見ることが必要だと思います。

 

そしてその先には

「異文化理解」

「多文化共生」

「win-winの関係性」

にもつながるのだと思います。

 

そこで日本でも「サービスラーニング」を取り入れていくことが必要だということ、
事例紹介もあり、「サービスラーニング」についてわかりやすく理解でき、
また、「サービスラーニング」の必要性をひしひしと感じました。
 

これからも、もっともっと

日本語学校や、専門学校、大学などへ

「サービスラーニング」が広まって欲しいです。

 

勉強会後にランチ懇親会に参加しましたナイフとフォーク

image

残念ながら午後は別の勉強会に参加のため、途中退席となりました。

もっと皆さんとお話ししたかったですぐすん

 

 

サービスラーニングの可能性と

これからの日本語教師の役割と可能性を

考えさせられた勉強会でした。

 
 
午後の勉強会へ続く・・・走る人DASH!
 

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