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所属先1つ、専門学校の後期も始まり、何とか1カ月たちました。

いろいろ振り返り、今後の課題も見えてきたところです照れ

 

さて、後期から、前期までとは一変して、教え方を変えることにしました。照れ

 

 

 

 

 

一体、何を変えたのかというと・・・

 

 

 

 

それは・・・

 

 

 

いっそのこと、

 

宿題を与えないことにしました照れ

 

 

 

今までは宿題のプリントを出し、翌週の授業で回収、答え合わせというように

していたのですが、たいていの留学生は授業後に真っ先にアルバイトへ行き、

中には寝ないでそのまま登校する学習者も少なくありません・・・。

学費も自らアルバイトで稼ぎ、生活をしている留学生が多いのです走る人

 

そういう状況なので、授業中に居眠りコクコクする学生もいても

仕方がないのですが・・・。

 

学科によっては宿題の提出率も悪く、

中にはだれかのをそのままそっくりコピーして

授業中に移していたり、やっているという始末・・・。ガーン

 

これじゃ、何のための宿題か意味がないじゃありませんかビックリマークプンプンパンチ!

 

 

 

宿題のために、学習者も大変だとは思いますが、

教師の方がもっと大変なんですよねえーんダウンダウンダウン

 

チェック宿題の内容を考える

チェック人数分作成する

チェック人数分印刷する

チェック人数回収し、添削

チェック人数分評価する

 
 
これを現在受け持っている4クラス分、
30人くらいをチェックしたら、とてつもない仕事量なんですプンプンパンチ!
 
 
かといって、宿題を出さないと、勉強しないと思い、
出した方がいいのではと今までは出していたのですが、
やはり鼬ごっこで、いまいち効果がないように思えてなりませんでしたえーんダウンダウンダウン
 
 
 
そこで、後期からは思い切って、宿題をださないことにしましたプンプン
 
 
 
教師からは宿題を出さない代わりに、自分で授業で習ったところを覚えるのが
宿題ということで、
漢字が苦手の人は漢字を、
読解が弱い人は読解を、
文法が弱い人は文法をというように、
自分で何を宿題として勉強するのかを各自で決めて行うようにしました。
 
 
 
その代わりに、後期から始めた取り組みがありますビックリマーク
 

チェック宿題を出さない代わりに月に数回抜き打ちで小テストを実施する

チェック小テストの結果順で席替えをする

チェック小テストの結果を掲示する

 

 

 

これをはじめてからというもの、

あまり意欲的にとりんでいなかった学習者も

目の色を変えて、勉強するようになりましたガーン

 

意外に効果覿面だったようです照れ音譜音譜

 

 

私も常日頃から感じていたことなのですが、

日本語教師は何でも学習者に与えすぎる傾向があるのかと。

私も含めですが、今までは何でもやってあげたいと思う一心で

あれやこれやなんでもサポートし、過保護かと思うくらい

あれこれ与えすぎてるのではと思いました。

 

与えることがすべて学習者のためになっているとは限らないんですよねビックリマーク

 

 

今、教えている専門学校では鬼のようなたくさんの宿題を出している

日本語教師の方がいて、思わず目を疑ってしまいましたガーン

読解問題数枚・・・。

読解のやり方のレクチャーをせず、問題をひたすらやれと・・・。

そして、答えあわせだけで、なぜその答えになるのかなど

突っ込んだ解説は一切なしなのだとか・・・ガーン

学習者には苦痛だと思います・・・。

私に必死で訴えてきましたから・・・。

ちょっと待ってください!!

その宿題、本当に学習者にとって意味のある物なのでしょうか!?

答えは言うまでもありません・・・。

その宿題、彼らにとっては何の意味もないのではないでしょうか・・・
 
 
 
 
image
 
 
 

宿題も自分で何をするのかを考えればいいのではと思い、

必要なものはやり、不必要なものはやらないというように

取捨選択ができるようになることも必要なのではないかと思います。

 

 

勉強をしなければ、できないのは当然で、それは自己責任。

それを考えてもらおうと、後期から大幅に宿題の扱いを考え直しました。

 

チェックあくまでも教師はファシリテーターに徹する

チェック教えすぎない日本語

チェック教えない日本語

 

を目指すべしだと思いました。

 

 

 

 

宿題の在り方を考えていた時に興味深い記事を目にしました。


 

『米教授研究 小中学生の「宿題」成績向上に効果なし

「宿題は禁止に値する」』

 

 

要約すると・・・

...米国デューク大学のハリス・クーパー教授は、「小中学生の宿題はほとんど効果がない。むしろ悪影響を与える」 という研究成果を発表した。

 クーパー教授は200にも及ぶ研究結果を分析、 学習に及ぼす宿題の効果がプラスになるのは年齢により、 小学生の年齢では宿題が成績向上につながる効果は認められず、

 中学生の年齢でも効果はほとんどなかったという。

 宿題のプラス効果がやっと現れるのは高校生の年齢になってからで、 

それでも1日2時間以上の宿題は逆に成績を下げることがわかった。 

クーパー教授は、宿題よりも子供が「楽しい」と思う時間を 増やすことの方が成績向上につながるとし、「小学生の宿題は禁止に値する」と述べている …

 

 

 

 

ここ数年、学習者オートノミー、自律学習などがキーワードとして

あげられることが多いです。

 

昨年の小出記念研究会での大阪大学の青木直子先生の基調講演

「教えるのをやめる ―言語学習アドバイジングというもう一つの方法―」

を思い出しました。

 

その記事はこちら

下差し下差し下差し

 

 

近年の日本語学習者を見ていると、実に国籍もニーズも背景も学習法も千差万別。

 

それをこれが「いいからこれをやりなさい」

教師が一方的に押し付けていないませんか!?

 

また、学習者がそれを期待しない場合、学習者にしてみるとどうなるのでしょうか!!

 

青木先生曰く、それならば「教えることをやめてみる」ことだと。

 

 

 

 

『教えることで学習は起きるとは限らない』

『「教える」ことで「動機」は生まれない』

『教師は学習をサポートしていく』

「教師は言語学習アドバイザー」

コーチングのプロでもカウンセリングのプロでもなく

言語教師として専門性があり、言語学習の上でのプロである。

「アドバイジングは言語学習のプロセスに関する気付きを促すことにつながる」

 

 

 

それを踏まえ、私も教えるのをやめてみました。

与えすぎるのをやめてみました。

その代わりに、学習者に宿題を選ばせることにしました。照れ音譜音譜

 

 

チェック教師は言語アドバイザー

チェック教師はがファシリテーター

 

 

これからは「教えない日本語」を目指します。

 

これからの学習者に変化があるか、これからも見守っていきます。照れ音譜音譜

 

 




 

 

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