収穫が、だいぶ前に終わった人参畝を整備した。

こぼれ種から、相当遅れた発芽があったのか、何本か人参が育っていた。

その遅刻人参の葉っぱに、アゲハ蝶の幼虫が2匹。

兄弟かな?

でも、何故同じ人参の同じ茎の葉に一緒にいるのだろう?

せめて、茎を違えれば、食べる人参葉の分け前が多くなるだろうに。

幼虫のくっついている人参は、片付けるのを、取り合えず止めた。

この大きさなら、間もなく蛹になる。
近々、蛹になって越冬するために、もちょもちょと畠を横切って、何処か暖かで安全な所に行くだろう。

幼虫兄弟、その時も、仲良く同じ所に並んで蛹になって越冬するかもね。


 

午後からは雨が降ったり止んだり。

雨上がりの合間に、収穫予定の里芋の周囲の除草をした。

その里芋の葉っぱの雨雫の隣りキリギリス(多分)。

刈る草の根元には蟻。

蟻に噛まれると、痛くて、その後、ものすごく痒くなる。

 

夕方近くになると、ヒグラシの声がして、蚊がブンブン寄って来て、山からは秋の鹿の恋鳴き声が響いて来る。

発芽した大根の上をモンシロチョウが飛んで(おい!卵産むな!!)、草むらでコオロギが鳴いている。


一体今は「いつ」なんだろうね?

 

藤袴の花にセセリチョウが止まって、管を伸ばして蜜を吸っている。

藤袴って、

『蜜に毒素(ピロリジジンアルカロイド)が含まれていて、アサギマダラ(雄)はそれを吸って、フェロモンを体内で作り、雌を引き付ける。』

そうなんだが。

セセリチョウも同じなのだろうか?

それとも、

毒蜜を吸って、体内に毒素をため込んで、鳥などに食べられにくくしている。

って説の方なのだろうか?

鳥は、見た目だけで、

こいつ毒持っているな。喰うの止めておこう。

と分かるものなのだろうか?

パクっと口に入れて飲み込んでから、

うぇぇぇぇ、毒持っているよこの蝶!

と吐き出すのか?

見た目じゃなければ、匂いかな?

セセリチョウもアサギマダラも、藤袴の香りを、羽ばたく度に漂わせているのかもね。

 

昼過ぎからポツポツ雨が降り出した。

その内、本降り。

雨の中、カラスがボーっと電線に止まったまま。

時折、ふるんっと羽を振るって雫を落としている模様。
雨宿りに行けば良いのになぁ。濡れても気にならないのか?

寒くない日だし、濡れるの好きなのかも。

などと、しばらく眺めていた。

 

雨に濡れて嬉しいのは、やっぱり、蒔いた大根の種と芽。

発芽順調。

良い子たちだね。

(*^-^*)

 

 

日は短くなったが、昼間は夏。

10月も中旬に入ったのに、汗まみれで、勢い止まない雑草どもの除草している。

それなのに、

渡り鳥は飛んで来るし、

カリンの実は黄色くなるし、

山の葉の色は変わり出すし、

カメムシは家の中に侵入して来るし。。。


周り中、

秋が来た!

って言っているのに、私だけが汗だく夏バージョン作業服、冷やした麦茶がぶ飲み。

チグハグだぁ。

今って、夏なんだろうか?秋なんだろうか?