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続いての紹介は
佐々木靖子さん。
前回から続けての参加で
今回の参加は大きく悩んだようでした。
ですが、
とある音楽をきっかけに
自分にできる音楽があるなら
それをしたい！
届けたい！
そんな思いでの参加でした。
靖子さんは
いつもムードメーカー。
周りを笑顔にしてくれる人で
練習でも笑顔を忘れず
そしてそれと同時に
大きくチャレンジをした7期でした。
前回は日本歌曲に挑戦して
今回はオペラアリアへの挑戦。
イタリア語だけでなく
高音域へのチャレンジ。
長く続くマスク生活の中で
ご自身の肺活量が
落ちていることにも
気づいたようでした。
練習環境が整っていなくても
できることはあるので
練習用の音源を作成したり
歌詞を覚えることを
積み重ねました。
そして
何よりこだわったのは
「道化師のソネット」
「私、ピエロになりたいのです！」
そんな言葉から始まり
衣装だけでなく
照明演出にもこだわりました。
曲そのものは
暗いイメージがあっても
それを暗く届けるのではなく
みんなが笑うような
笑顔になるように歌いたい！
それを口癖のように
言っていました。
当日までの
調整や合わせは
大変な部分もありましたが
やりたい形として
届けることができたのではないかと
思います。
1週間前の
リハーサルで
頭が真っ白になり
歌詞が飛んでしまうという
ハプニングを経験し
そこから
本番までに
歌詞を何度も書いて書いて書いて
覚え
トラウマにすることなく
乗り越え
本番では
大きく輝いたことが
靖子さんにとって
大きな大きな財産になったように
思います。
本当によく頑張りました。
素敵な年の重ね方を
されています。
もうここまで来たら
ずっと歌い続けて欲しい！
そう思っています。
靖子さんの年齢だと
（お若いのですよ
）
何かをすること、だけで
大きく意味を見出すことがあります。
しかし
そこに満足するだけでなく
やるならもっと！
という向上心がいつもあり
ときにそれが先走って
みんなを笑わせる事件に
繋がったりもするのですが
気持ちだけは
本当にいつも全開！猛スピード！
レッスンでも
何度も何度も確認して
自分は音楽の経験も知識も
もっていないから
楽譜も読めないから
だから時間もかかるだろうから
一つ一つしっかりと
クリアしていきたい。
そう言っていました。
レッスン中、何かを間違って
歌いなおすときも
何度も
「こうだよね？」
「これでいいんだよね？」と
確認して
もう一回
もう一回
と本当に何度も何度も。
もともと喉が
そんなに強くはないのですが
それでも
2時間レッスンずっと立ちっぱなしで
歌い続けて
体力も積み重ねて
きました。
この頑張りは
本当に見習わないと、と
自分が反省したくらいです。
そして
いつだって
あきらめない
できないと言わない
できるかしら？と
いいながらも
無謀だと思っていながらも
とりあえず案として出してみる
そしてそれが通れば
さっと準備してそろえて
やってみる。
当日のリハーサルも
ホール関係のトラブルがあり
打ち合わせた通りには
なかなかいかないシーンもありました。
それでも臨機応変に対応！
これは由香里さんも
靖子さんも
本当についてきてくれて
慌てることなく落ち着いて
ステージに立ち
もう素人ではないなという
雰囲気も出てきました。
このペアは
見事に凸凹で
それがかみ合っていて
とても面白い二人です。
そんな二人が
2回も大きな舞台を
成功させたことは
支えた側としても
とてもうれしいことです。
また二人で
舞台に立って欲しいですね。
その時には
お二人とも
より一層
磨きがかかった
音楽の世界を創り上げられるように
なって欲しいと願います。