超自己満足的自己表現 -2ページ目

ミラー! (713)家族水いらず

 イベントの一つ、戦車試乗を終え、美里と娘たちのいるところへ。やはり有名タレントの立花真里菜。人だかりができていた。



「ママ!」



と体験試乗を終えた未来が美里のもとへ。美里も笑顔で未来を迎える。大きな音がしていたけれど、5月のすがすがしい風に美希がすやすやと眠っていた。



「ママ、戦車ってすごいよ!自衛隊になるのもいいな!」

「え、未来はお医者様になるんでしょ?」

「うん、パパみたいに自衛隊のお医者さんでもいいな。パパ、自衛隊のお医者さんなんでしょ?」



という言葉に少しドキリ。今医官らしいことなんで一つもしていないんだよね。僕が現れたからか、人だかりが少しおさまった。なんだかんだ言ってここにきているのは自衛官の家族がいたりする。一応この僕は佐官だしね。気を使ってくれているみたいだ。残りの時間を家族でぶらぶら歩く。そして歩きながら色々話す。家のこと、子供のこと、仕事のこと。誰に聞かれてもいいようなことだけどね。そして時間が迫り、門の前で家族を見送り事務所へ戻る。



 事務所では部下たちがせっせと記念行事の準備をしている。そして美里が持ってきた手土産を部下へ…。



「お疲れ様。さ、休憩できるものは休憩して。これうちの家内から。ほんとみんな忙しいのに時間を作ってくれてありがとう。」

「いえ、いつも自分たちに休みを優先してくださいますから。当直も引き受けてくださいますし、こういう言うときくらいは、室長にゆっくりと…。では遠慮なくいただきます!」



といってキリがいい部下たちはお茶とともにお茶菓子を食べていた。



本当にいい部下たちばかりで、助かっている。もしそうじゃなければきっと投げ出していたかもしれない。それだけ気を使うし忙しいこの仕事。さあ明日は記念行事で、来週は神戸でのお祭り支援。頑張らなければね。

ミラー! (712)記念行事予行

 妻と子供たちが突然やってきた次の日。所属駐屯地の記念行事前日。いわゆる総合予行日。開始時間にイベントが行われるグランド前で妻や子供たちと待ち合わせ。未来と美紅が手をつなぎ、そして美里がベビーカーを押しながら楽しそうにやってきた。僕の姿に気が付いた未来と美紅は競争するように僕のところへ走ってきた。



「パパ!」

「パパ!」



そう言って二人で僕へ飛びついた。遅れてやってくる美里。



「春希さんの仕事は?」

「部下に任せてきた。何かあれば携帯へ連絡入るから、ゆっくりできるよ。」



美里は、そう?といって微笑む。



「そういや春希さん。」

「何?」

「ここって夏祭りの時来たわよね?」



そういやそうだ。それもまだ結婚前で、付き合っていることを秘密にしていて、色々やり取りをして困った記憶がある。あれから2年近く。早いよね。



「あ!戦車!」



と、未来が指をさした。すごいすごいといいながら、大きな74式戦車を眺めている。確か試乗で来たはずなんだけど…まだ試乗時間じゃない。身長制限があるけれど大丈夫かな?



「美紅は乗りたい?」



すると美紅は首を横に振った。あまり興味がないようで、眠っている妹のほっぺばかり触ったり軽くつついたりしている。



「春希さん、未来だけ乗せてあげたら?」

「そうしようか…。美紅は興味ないみたいだし…。」



いろいろイベントを楽しんだあと、戦車試乗受付時間が始まったみたいで、きちんと列へ並ぶ。そして整理券をもらう。身長はぎりぎり大丈夫みたいだけど、ちょっと小さいので、保護者同伴ということになった。



ということで僕が一緒に乗る。実は…はじめてだったりして。職種が違うし。ああ、作業服にすればよかったな…。誰に会うかわからないから常装制服だった。これでも一応広報室長。整理券の時間が来て並ぶ。とてもうれしそうな未来。僕の手をぎゅっと握って順番を待っていた。



「あ、遠藤3佐。これから試乗ですか?」



と、駐屯地広報担当陸曹がカメラを持ちながら声をかけてきた。予行の様子を写真へ納めていたみたいだ。



「あれ?息子さんですか?じゃあ、奥さまもご一緒ですか?」

「ま、まあね…。」

「じゃあ、あとからサイン貰っていいですか?自分の家内、奥さんのファンなんですよね。」

「あ、どうだろう…いいとは思うけど。」



そして記念にと1枚写真を撮ってもらった。



 やっと順番が回ってきて、戦車へ試乗。未来はエンジンの音とにおい、そして振動に驚きながら楽しんでいた。

ミラー! (711)理由

 できるだけ早く仕事を片づけて帰宅。といっても21時を過ぎていた。もちろん遅くなると電話を入れてある。


「ただいま…。」


もう21時過ぎているから未来と美紅は眠っていた。ちょうど起きていた美希をだっこして迎えてくれた美里。理由はどうであれ、待ってくれるというのはとてもうれしい。疲れが吹っ飛んだ。


「おかえりなさい。」


ダイニングには僕の帰宅時間に合わせて温めてくれた夕飯。まず制服を着替えて夕飯。買い物へ行く時間がなかったので、あり合わせのもので作ってくれたみたい。それでもとてもうれしかったし、おいしかった。


僕が食べている間に美里は東京の自宅から持ってきているクーファンへ寝かしつけた。そして僕の前の椅子へ腰かける。


「で、どうしてこっちへ急に来たわけ。何かあったの?美希はまだ小さいだろ?こんな長距離連れてきて。最低3カ月にならないと…。時間かけてくるならいいけど、ほとんど休みなしじゃないの?美希のおっぱいやおしめの時間以外。まだ美希は元気だからいいけど、なんかあったらどうするわけ?無責任だよ美里。美里らしくない。美里だってまだ体がよくなっていないだろ?帝王切開だしさ。」


美里は俯いてぽろぽろと涙を流した。ちょっと言い過ぎたかな?もしかして育児ノイローゼ気味なのかな?育ち盛りの子供たちに赤ちゃんを抱えているし。



「ごめんなさい…。あのね…とても春希さんの顔が見たくなったの。」

「うん、僕も美里や子供たちの顔を見ることができてうれしいよ。ほんと何かあったの?何か悩んでる?隠し事なしで話してよ。僕はすぐに東京へ戻れない。何かあってからでは遅いから。」



美里は黙り込んでいたけど、僕の目をじっと見つめて口を開いた。



「あのね…。5月に入ってから、美希の散歩を兼ねて天気のいい日は未来たちの学校へ送り迎えをしているんだけど…。」

「うん、それは知ってる。いいよって言ったの僕だし。何かあったの?変な人に付きまとわれているとか…。何か言われたとか?美里はタレントだし…マスコミが付きまとうこともあるだろう。」

「マスコミがいることは別にどうでもいいんだけど…。別に悪いことしていないし…子供の送り迎えは親として当然でしょ?まだ未来たちは1年生だし。そんなんじゃなくて…。」

「え?じゃあ何?」

「各務さんにね…。あることないこと言われるの…。」



女優の各務さん?未来の同級生のお母さん。未来と同じクラスになったよといった時に、美里は嫌な顔したっけ。



「ほっておけばいいよ。美里と関係ないだろ?言わせておけばいい。」

「でも!各務さんったら、未来が彼女の娘をいじめたって言いふらすのよ。もちろん未来はそんなことしてないっていうし、担任の先生も見ていないって。未来は人をいじめたりしないことくらい知っているわよね?」

「うん。未来はおとなしい方だし、いじめられている子を見たら助ける方だし、しいて言えば病弱だしおとなしすぎて、いじめられそうで心配なんだけど…。」

「それだけじゃない…。私のことも他のお母さんにあることない事言いふらすのよ。」

「だからそういうことは放置しておけばいいんだよ。美里は美里らしくしておけばいい。で、なんでそう各務さんと敵対するわけ?同じ女優でしょ?」



ずっと気になっていたことを聞こうと思った。ほんと気になっていた。



美里はどうして各務さんのことが嫌いなんだろう。すると美里はこれはあくまでも自分の考えだと前置きして話しだした。美里が未来を産んだ時、青年実業家の結婚して同じ時期に子供が生まれ、幸せの絶頂だった各務さんは、未婚で未来の父親がはっきり公表されない美里のことを公になっていないけれど、とても貶したらしい。顔を合わすごとに色々貶してくるもんだから、それで美里は各務さんのことが嫌いになった。もちろん何度も僕が未来の父親だと話しかけそうになったみたいだけど…。それがどうだろう。美里がこの僕と婚約して、幸せになった途端、各務さんは旦那さんの会社が倒産して離婚。シングルマザーとなった。美里が、有名政治家御曹司で医者であるこの僕と結婚し、僕との間に美希が生まれたことを妬んでいるとか…。ちょっと考えすぎかもしれないけれど、女って時折何考えているかわからないことがある。ちょっとしたことで妬んだりするからね。たぶんそのたぐいかな?



「美里。この僕は味方だし、きっと美里のことをちゃんとわかっている人もいる。だから悩まないで、自分らしくしなよ。ね?」

「うん…ちょっとすっきりした。ありがとう話を聞いてくれて…。」

「いいよ。で、いつまでここにいるつもり?週明け子供たちは学校だろ?」

「あ。そこまで考えてなかった…。」



そういや日曜日の夕方の飛行機で東京へ行くって春斗が言っていた。早速僕は春斗に連絡。子供たちを東京まで連れて行ってもらえることになった。美里と美希はこの僕と一緒に東京へ戻ればいいし…。それまでこっちの自宅にいればいいと美里に言った。もちろん美里は喜んだ。僕もうれしいよ…。美里や美希と1週間一緒にいることができるんだもの。

今年もこの路線のようです。

超自己満足的自己表現

やっと長女の高校受験も終わり、控えていた創作活動も再開です。

といってもなかなか忙しいので描く暇もないですが^^;


とりあえず復帰作です。


陸上自衛隊音楽隊演奏服を着たユーフォニウム奏者。


って感じでしょうか。


これから徐々に描いていこうかと思います。

☆::*Happy-New-Year*::☆

超自己満足的自己表現

*。:.゚アケマシテヽ(´∀`)ノオメデトウ゚.:。+゚

今年もよろしくお願いいたします^^

なかなかこちらの更新はないですが^^;

今年こそはミラー!を更新できたら良いなあとは思います。


超自己満足的自己表現



12月7日に投稿したなう



某駐屯地の広報さんお手伝いなう。いつものとこじゃないよ。
12/7 18:56

よんこま小町9回目にサークル参加します!


超自己満足的自己表現

四コマ漫画系総合同人誌展示即売会

よんこま小町9かいめ

2012/10/21(日) 大阪・西九条 此花会館3階大ホール


今年もサークル参加させていただきますw
昨年までのサークル名は『陸曹クン』でしたが、今年からは
「陸曹クンと仲間たち」
に変更しました。


頒布物のお品書きです。

超自己満足的自己表現

今年のテーマは「自衛隊へ行こう!」って感じですかね。

超自己満足的自己表現


超自己満足的自己表現


超自己満足的自己表現


グッズはこんな感じで結構いいですよ。

お近くでお暇な方はぜひおいでください!
アメブロ見たでなにか差し上げますwwww

うちのサークルの痛印鑑


超自己満足的自己表現


出来た!

痛印堂さんに感謝!


本当はもっと綺麗に押せるんだろうけど、下手くそなもので・・・。

いつも契約印を綺麗に押せないひどい女ですw


陸自のイラストなのに見た目は海自w

まあ自衛官に見えたらいいですよ^^;

巷ではやりつつある痛印鑑

巷ではやっていますね。

痛印鑑


痛印堂 さんが作っておられます。


実は・・・私も早速注文しました。

サークル用の会社印のようなものを。


超自己満足的自己表現

このイラストで作りました。

まだ届いていませんがw



で、調子に乗っていろいろテンプレートまでwwwww

自衛隊のものをwwww


超自己満足的自己表現

超自己満足的自己表現

超自己満足的自己表現
名字の部分に名前を入れるわけですね。

暇があれば、いろんなものを描いていこうかと思います。

10月12日に投稿したなう



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10/12 6:32