報道機関、失格! |   荒野に呼ばわる声

  荒野に呼ばわる声

      耳を澄ませば聞こえてくる
                 
                   南山 遥

 報道機関よ、失格!

 

 とっくにわかっていたことであるが、ハマスの残虐なイスラエル侵略と拉致事件に、このほど、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNWRA)が関与していたことがようやく報道された。

 我々日本人には想像できないが、たとえば福岡に3000人の武装のテロリストが侵略し、1330人の市民を惨殺し、253名を拉致したのと同じようなことだ。(負傷者4836名)。これは宣戦布告とも言えることだ。これに国連が関与していた。

(日本人は国連が大好きで、錦の御旗を掲げている機関のように錯覚している)

 

 そのテロリスト・ハマスがガザ地区で何をやっているか、報道機関はかなりの事実をつかんでいるはずだ。もし掴んでなければ報道機関として失格だ。また、掴んでいて報道してなければ、さらに失格の上塗りだ。

 

 ハマスは、事件を起こすたびに世界からパレスチナに送られる支援金や義援金で太ってきた。「戦争ぶとり」をしている組織だ。だから争いを仕掛ける。地下トンネルや地下避難所はパレスチナ市民のためでなく、テロリストの専用物となっている。市民を人間の盾としていて、

「市民の避難所は国連が作ればよい。国連の仕事だ」と、豪語している。そして地下から出てきては、病院や学校の陰からゲリラ的にイスラエルにロケット攻撃を続けている。こういった事実は報道しない。

 

 初めのころ病院が「イスラエルのミサイルで攻撃されて500名が殺された」と盛んに報道しつづけた事件があった。だが、事実は、ハマスのミサイルが失敗して落ちたことによる悲劇だ。

そういうことも「誤報であった」と報道機関は謝罪しない。

 

 報道機関は、ガザの真実を報道すべきだ。

 報道機関が自分たちの作ったシナリオに、善良な一般市民を誘導してはいけない。また我々も、まんまと誤誘導されてはいけない。              南山 遥

 

「わざわいなるかな、

 おのれ自ら滅ぼされないのに、人を滅ぼし、

 だれも欺かないのに人を欺く者よ。

 あなたが滅ぼすのをやめたとき、

 あなた自身が滅ぼされ、

 あなたが欺くことを終えたとき、

 あなた自身が欺かれる」 旧約聖書・イザヤ書第33章