シャンシャンよ、お国の人に伝えておくれ |   荒野に呼ばわる声

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      耳を澄ませば聞こえてくる
                 
                   南山 遥

シャンシャンよ、お国の人に伝えておくれ

 

日本生まれのシャンシャンよ、

日本人を5年もの間、心和ませてくれて、ありがとう。

あなたの果たした役割は大きかったね。

 

でも、これからも大事な役割があるよ。

お国に帰って、日本がどんな国だったか、すぐ感じたでしょう。

そのことを、お国の人に話しておくれ。習さんにも、ね。

隣国日本は平和を愛し、平和に酔いしれ、麻痺していたよ、と。

何をやっても、言っても、キレイに水に流しているよ、と。

 

お国の公船が何度も日本の領海に侵入しているでしょう。

それに対して、いつも言葉だけの抗議で終わらせているね。

(逆だったら、恐ろしい事態になってるね)

武漢で始まった厄介な感染病流行の時も、

なにも知らせてくれなかったね。

すぐに知らせてくれたら世界はこんなに苦しまなくて良かった。

でも今もって、お国から、ひと言の言い訳も、お詫びもないね。

だからといって、誰もお国を恨んだりする人はいないね。

(南山も、死ぬような目に遭ったけど、助かった。)

愛らしい君たちが「お国」だと、すっかり信じているから。

(逆だったら1000年後までも謝罪を求められるね。)

 

最近は空に浮かぶ気球のことで大騒動になってる。

どこの国のものか世界中が熱心に調べているよ。

中には、撃ち落として調べている国まであるよ。

 

だから、お国の人に伝えておくれ。習さんにも、ね。

あの白い、まあるい気球に私の顔を描いてください、と。

そうしたら世界中が幸せな笑いに満ちた平和を迎えられる、と。

 

どうぞ、元気で、これからも友好の働きを続けてくださいね。

                      南山 遥