お友達との別れ | 鈴とEveryday☆

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重症新生児仮死、低酸素脳症、人工呼吸器使用。
そんな鈴さんと生きる道。
   

土曜日の朝、着信がありました。 お誘いかな? と思いながらかけ直した電話。


「こんな連絡でごめん・・・・」



お友達が旅立ったという連絡でした。



鈴さんがNICUを退院してからずっと仲良くしてもらったお友達。


こーんなに痛そうな鈴さんが入院しても


  


あの頃は楽しかったね。 カレーやおでん、美味しかったね。


病院に入院して楽しい!なんておかしいけど、母たちはいつも笑ってた。


そんな母たちに、お友達も鈴さんも あきれていたのかな?



でも、誰かに会える病院は、あの頃、大切で 楽しい場所だった。




そうそう、最初の写真も病院だったよ。 覚えてる?




会える時に写真を撮らなきゃ! 


いつ鈴さんがいなくなるか分からなかったから、そう思ってたんだ。



「鈴ちゃん、でかいなぁ~」 そう言われ続けてたっけ。




鈴さんが一緒の園に通えるようになって、運動会に参加したね。




いつの頃から 「会える時に」 という気持ちを忘れちゃったんだろう。


病院じゃなくても会っていたのに。なんかね、写真がないんだよ。


一緒に撮った写真がないんだよ。




会えるのが当たり前になってた。


いつでも会えると思ってた。


ずっと一緒に生きてくれると思ってた。


鈴さんは二十歳になれなくても、お友達はなれると思ってた。




卒園式の日、小学生になるお友達を見送ったよね。


明日は、天国に旅立つお友達を見送りに行くよ。




お友達が生きた時間に、鈴さんも一緒に生きることが出来て幸せでした。


楽しかった日々をありがとう。



お友達のご冥福を心よりお祈り申し上げます。