「夜の大捜査線」（In the Heat of the Night）その10

◎小沢チルドレンより劣等な“橋下ベイビーズ”を大前研一危惧（ZAKZAK）
　橋下徹・大阪市長は「大阪維新の会」立ち上げにあたって、「平成維新の会」を主宰する大前研一氏に直接、名称使用の了承を打診した。また、大前氏が政策学校「一新塾」を設立したのと同様に、橋下氏もまた「維新政治塾」を通じて政治家の養成に取り組もうとしている。一新塾の経験がある大前氏の目に、国政を睨んで動き始めた橋下氏の言動はどう映るのか。大前氏が解説する。
　＊　＊　＊
　浪速の地から江戸に攻め込むための“兵隊”を募集したところ、予想をはるかに超える3326人もの応募があったため、彼は国政進出を宣言せざるを得なかった。今後、書類選考で残った2025人を、さらにレポートや面接で800～1000人に絞り込み、最終的には500人にして1年以内に予想される次期総選挙に備えるという。
　しかし、私が啓発された市民を養成するための政策学校「一新塾」を18年間運営してきた経験から言えば、事はそう簡単ではない。
　これまでに「一新塾」からは約4000人が巣立ち、そのうち100人近くが国会議員や地方議員や市長になっている。卒塾生のうち、ようやくそのくらいが政治家として飯を食っていけるようになった、という状態である。
　ということは、もし「大阪維新の会」が即席で教育した塾生たちを総選挙に擁立して風が起こり、300議席を獲得したとしても、それは小沢チルドレンよりレベルの低い“橋下ベイビーズ”が生まれるだけである。そんなことになったら、橋下改革は100％失敗する。
　それどころか、おそらく日本はいっそう迷走し、破滅へと向かうだろう。なにしろ小沢チルドレン100人で、この国の政治は大混乱しているのだから、さらに悲惨な状況になるのは火を見るより明らかだ。したがって橋下市長は、いざとなったら江戸に兵を進めるぞ、というファイティングポーズを取ったまま、大阪に居てとことん大阪を磨き続けるべきである。
※もう誰も止める人はいないみたいですから、突っ走ってしまうんじゃないですか。そして完璧に失敗する。

　しかし、そのツケが国民に来るなんて、もういやですよ。

　民主党がどれだけ日本を劣化させてしまったことか。それに輪をかけたような政治なんて見たくもないですよ。

　誰も彼も勘違いもいいところですよ。

　政治的失敗はやり直しがきかないんですからね。取りかえしがつかないといったほうがいいでしょうか。

　「一度、民主党に政権をとらせてみよう」なんてアホな国民が現実に存在したことを考えれば、また、同じ間違いを繰り返すことになるのでしょうか。

　ただ、意味もなく転がりながら巨大化する雪玉。それが維新の会。

◎指定弁護士「ふに落ちない」＝「安堵している」と弁護団（時事通信社）
　小沢一郎元代表への無罪判決を受け、検察官役を務めた３人の指定弁護士は記者会見し、そろって判決への不服を口にした。
　大室俊三弁護士は「小沢さん自身がしゃべってもいないことを『可能性がある』とされた。追及が甘かったなら力量不足だが、これではふに落ちない」と首をかしげた。
　判決が、小沢元代表が秘書からの報告を了承したと認めながら無罪としたことについて、山本健一弁護士は「争点とされなかった部分について、立証が足りないとして無罪を出すのはどうなのか」と疑問視。村本道夫弁護士も「なぜ無罪なのか、納得いかない」と不満をあらわにした。
　控訴について大室弁護士は「『法廷の場で明らかにせよ』とした、検察審査会の議決の趣旨を忖度（そんたく）し、十分な判決と言えるのかどうかが判断材料になる」とし、「政治的影響は考慮の要素から外す。司法の問題として考えたい」と述べた。
　小沢元代表の弁護団も会見し、主任弁護人の弘中惇一郎弁護士は「無罪判決を獲得でき、安堵（あんど）している」と感想を述べた。元特捜検事による虚偽の捜査報告書については、「きちんと起訴して裁判所の判断を仰いでもらいたい」と検察に注文を付けた。
　指定弁護士に対しては、「十分職責を果たしたと思う」と評価した上で、「控訴を思いとどまる決断を期待する。一刻も早く判決が確定することを願っている」と訴えた。　
※腑に落ちないなら、賦に落ちるまでやってください。

　とんでもない巨額な金額を親分の了承を得ずに子分が自由に動かしていたなんてそんなアホな話が世の中にあるはずがないわけですから。

◎神様、仏様、稲尾様…西武が「２４」永久欠番に（読売新聞）
　西武が、前身の西鉄でエースとして活躍した故・稲尾和久氏の背番号「２４」を永久欠番とすることが２８日、分かった。
　稲尾氏の「２４」は西鉄の欠番になったことはあるが、西武としての永久欠番は初めて。パ・リーグでは、近鉄・鈴木啓示氏の「１」以来となる。
　稲尾氏は２００７年に死去し、今年が生誕７５年にあたる。チームは西鉄時代のユニホームを着用する７月上旬の試合では、渡辺監督以下全員が背番号「２４」を付けてプレーする予定。
　「鉄腕」と呼ばれた稲尾氏は１９５６年に西鉄に入団し、翌年の巨人との日本シリーズでは、３連敗から稲尾氏が４連投で４連勝をして優勝。「神様、仏様、稲尾様」といわれた。６１年には、プロ野球記録の年間４２勝を挙げるなど、通算２７６勝１３７敗を記録し、６９年に現役を引退し、９３年に野球殿堂入りした。
※１シーズンに42勝したんですよ。神様は。

◎稲葉、２０００安打達成！史上３９人目の快挙…日本ハム（スポーツ報知）
　◆楽天―日本ハム（２８日・Ｋスタ宮城）　日本ハムの稲葉篤紀外野手（３９）が２８日、楽天戦（Ｋスタ）で通算２０００安打を達成した。プロ野球３９人目。「５番・一塁」で出場し、初回２死一、二塁で右前適時打を放った。カウント３ボールから、ヒメネスの真ん中１４８キロの直球をとらえた。
　稲葉は１９９４年ドラフト３位でヤクルトに入団。９５年６月２１日の広島戦（広島）１３回戦で紀藤からプロ初安打した。２００４年のシーズンオフにＦＡ宣言し、日本ハムへ移籍。「稲葉ジャンプ」と呼ばれる独特の応援が有名で、北海道のファンから人気を誇っている。プロ入りから１８年目、１９７６試合目で偉業を成し遂げた。

◇稲葉篤紀外野手（初回に先制の右前適時打で通算２０００安打を達成）「気負うことはなかったし、チャンスだったから、とにかくランナーを返そうという一心だった。（二塁走者の田中）賢介がよく走ってくれたよ。（２０００安打について）いい場面で打てたのが良かった。ライトスタンドのファイターズファンだけじゃなくて、楽天ファンの方々にも拍手をいただけて、とてもうれしく思います」

◇日本ハム・栗山英樹監督「どうしたら安打の出る確率を高められるか知っている。おととい（２６日）にしても僕のところに来て、必要な時はバントのサインを出してくださいね、と言ってくれた。そういう選手だからすんなりいけたのでは」
◇日本ハム・梨田昌孝前監督「チームを引っ張るという意味でも２０００本どころか、それ以上の貢献度、存在価値のある選手。今のファイターズの好調さも稲葉の２０００安打効果が出ていると思います」
◇ヤクルト・若松勉元監督「（入団）当時は体も細く、いわゆるドアスイングで内角球を苦手にしていた。しかし、今や内角打ちは球界屈指。たゆまぬ努力のたまものでしょう。満足することなく、さらなる高みを目指してほしいですね」
◇巨人・原辰徳監督「長打力があるだけでなく自己犠牲ができ、２００９年のＷＢＣの際は「侍ジャパン」の象徴的存在でした。この記録を通過点として、ファンに感動を与える一打を積み重ねて下さい」
◇日本ハム・小林浩オーナー「ベテランとしてチームを引っ張りながらの記録達成は本当に素晴らしいと思います。この２０００安打達成を勢いに、全力プレーでチーム一丸となって優勝を目指してほしいと思います」
◇ヤクルト・宮本慎也内野手「「あした決めろよ」というメールをしていた。とにかくおめでとう。試合中も気にしていた。自分ことのようにうれしかった」

　◆稲葉　篤紀（いなば・あつのり）１９７２年８月３日、愛知・西春日井郡師勝町（現・北名古屋市）生まれ。３９歳。外野手。中京高から法政大を経て９４年ドラフト３位でヤクルトに入団。０４年オフにＦＡ宣言で日本ハムへ移籍し、０５年から同球団でプレー。０６年日本シリーズではＭＶＰを獲得した。０８年北京五輪、０９年ＷＢＣではそれぞれ日本代表に選ばれた。左投左打。
※近年、これだけ敵味方を問わず賞賛される選手も珍しいんじゃないですか。

　日ハムは素晴らしい選手に恵まれました。