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本来は日を改めて、「SMARTCOBY Pro SLIM」の給電を検証しようと考えていたところ、バッテリーが0%になってしまったので、慌てて給電する。
充電器にはCIOの急速充電器「CIO-G65WIC」を使用。
こちら1ポートしかなく、同時に複数のデバイスの充電はできないが、そのPros and Consで、最大出力数65Wで87gと、驚くほど軽量かつ見た目もコンパクト。
給電開始。
そうすると、本商品右上のLEDの表示がバッテリーのマークになり、点滅している。バッテリーが補充されていることが如実にわかる。
1時間近く経過したところで、77%になっていた。メーカーの資料によると、1時間半あれば100%になるという。
続いてUSB-Aで充電を試みる。
スマホやPCを充電する際は、USB-Cを使用する場面が多いが、ヘッドセットやマウス、スマートウォッチなど、低電力充電が必要なデバイスも多い。USB-Aポートが付いているのは心強いところだ。
そこで、追加で検証したのは
・Shokz OPENCOMM2UC
バッテリーの充電中は、このヘッドセットが赤くLED表示され、充電が完了すると青く表示される。1時間近く充電したところで、赤から青に変わっていた。
こちらも成功。
最後に試したのは、パススルー充電。
概念を説明すると、コンセントからモバイルバッテリーに給電しながら、スマホなどの別のデバイスの充電を並行して行う機能。つまり
コンセント → 充電器 → モバイルバッテリー → デバイス
となる。コンセントが1つしかなく充電器のポートが限られた状況であっても、パススルー充電を使用することで、複数のデバイスを充電できるように対応されている。
別の言い方をすれば、スマートフォンを充電したいがバッテリー側にも充電が必要、という状況でも無理なく両方に充電が可能だ。
本商品においては、1基のUSB-Cポートを給電に使用し、残り最大2基のポート(USB-C×1、USB-A×1)を充電に使用することができる。
例えば就寝前にセットしておけば、起きた時にはモバイルバッテリーの本商品のほか、本商品に接続した2つのデバイスがフル充電されていることになる。
早速実施する。
筆者には、もう一つ検証したいことがあった。それは、充電器やモバイルバッテリーのたぐいをこれまでいくつか検証してきた中、すべてのポートをフルで使用すると、商品によっては熱くなりすぎることがある。実際に火傷をしたわけではないのだが、危ないと思うこともある。スペックにはあまり出てこない部分であるが、ユーザー目線では知りたいところであった。
結果的には、熱すぎるということはなかった。普通に少し温かくなる程度であった。ガジェット系のコピーライターが、膝の上にノートPCを乗せて暖を取ったという趣旨の記事を昔読んだことがあったが、それに近いものかもしれない。
以上の次第で本商品のレビューは終了である。これまでの内容と被るところもあるが整理したい。
本商品は10000mAhあるので、スマホを2回程度充電する用途に向いている。さらにUSB-Cポート2基のほか、USB-Aポートも1基あり、3台最大充電可能だ。
PCの充電については、緩やかではあるが一応充電ができる。だからメインはスマホ・タブレットの充電に考えておくといいだろう。
なにしろ、このコンパクトなサイズ感はカバンの中に入れっぱなしでも全然気にならない。
今年注目したいデバイスの1つであることは間違いない。
CIO-G65WIC
給電中はLEDがバッテリーの表示がされる
XPSのバッテリーが足りなくなったため赤色表示されている(左)。充電中は白に表示が変わる
今回パススルー充電の検証に使用したGalaxy A23 5G
Shokz OPENCOMM2UCをUSB-A経由で充電中
パススルー充電中。本体は熱くなりすぎず、ほんのり温かい程度