タイは雨季に入ったそうです。
タイの季節は、乾季、暑季、雨季。
雨季のたいせつな祝日に、「カオパンサー(入安居)」があります。今年は、7月6日だそうです。
入安居(いりあんご)があれば、出安居(オークパンサー)があり、これは祝日ではないけれど、やはり重要な仏日で、今年は10月1日だそうです。
この二つの日は、アルコール販売禁止の禁酒日にもなります。
このカオパンサーとオークパンサーの間が本格的な雨季ということで、お寺のお坊さんたちは、この間は修行の旅に出てはいけないそうで、自分のお寺にこもることになるそうです。
それには、雨季の道路事情や衛生事情が良くないからという意味もあるそうです。
タイのお坊さんは、ずっとお坊さんになる出家もあれば、徳を積むために一時的に出家をする場合もあり、一時的な出家はふつうに行われ、会社にも出家休暇があるそうです。1週間くらいでもいいのですが、短期でも入門試験や得度式があります。
出家する人にも家族にも晴がましい行事です。
また、今日紹介する日本の写真絵本
『おぼうさんになった少年ピタック』
のように、小学校を卒業したら、出家してお寺の学校の中学生になる少年もいます。
これは、経済的に進学がむずかしい生徒がお寺の学校の中学生になるということもあるし、自ら望んでという場合もあるそうです。
この写真絵本のピタック少年は、中部タイの地方の出身ですが、小学校を卒業すると、バンコクのお寺の中学校に進学するために出家します。
この写真絵本は、1998年の出版なのですが、全然古びていないし、地方での楽しそうな少年の生活、小学校の卒業式、一転してバンコクでの少年僧として得度式、そしてオレンジの衣をまとっての生活、といい写真ばかりなので、タイが好きな方にはぜひおすすめします。
タイではお寺が経営する学校はよくあって、特に出家しなくても入れるところもあります。
女子は出家できませんが、この学校に進学できるようです。
ドゥアン・プラティープ財団おはなしキャラバンさんから、好きに使ってくださいといただいて、このブログでもよく使っている、たくさんの写真に出てくる小学校もお寺の学校でした。
看板にワット(お寺)って書いてあります。
この校庭の、白と水色のストライプのテントの下でおはなし会が行なわれました。
シーカーアジア財団の図書館バスもやってきます。
この学校の給食風景。暗い教室の中よりいいですね。
タイの学校も今休校中。
7月1日から始まる予定だそうです。