【司法試験短答過去問】短答プロパー知識(刑法) | 司法試験ブログ・予備試験ブログ|工藤北斗の業務日誌

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資格試験予備校アガルートアカデミーで司法試験・予備試験の講師をしている工藤北斗のブログです。司法試験・予備試験・法科大学院入試に関する情報を発信しています。時々弁理士試験・行政書士試験についても書いています。

現在,短答インプット完成講座(仮称)の収録をしているのですが,テキストに短答過去問の肢を入れているので,ついでに短答プロパー知識で(新)司法試験頻出の分野(構成要件)を挙げておきたいと思います。何をもって短答プロパー知識というのかは定義が難しいところですが,ひとまずは新3倍速インプット講座新入門講座で扱っていない知識としています。

論文式試験用の知識と相当被るなという印象です。
短答インプット完成講座(仮称)の刑法の収録時間は,下記に記載していないような相当細かい知識(ex.往来を妨害する罪)まで扱っているにもかかわらず,5時間で収まりました。このことからも,論文式試験用の知識との被りが大きいことが分かります。なお,出題形式として,事例中成立する犯罪を検討させるなど,論文式試験チックなものが見られることとも無関係ではないでしょう。

【刑法総論】
・罪刑法定主義(事後法の禁止,6条)
・場所的適用範囲
・法人の犯罪能力
・責任能力
・罪数論(併合罪,観念的競合の処分)
・刑罰の種類
・自首
・没収,追徴
・執行猶予

【刑法各論】
・住居侵入罪(の細かい知識 ex.邸宅,建造物,囲繞地)
・通貨偽造罪
・有価証券偽造罪
・わいせつの罪(特に,わいせつ物頒布)
・逃走の罪