新3倍速の方のお問い合わせが多いのですっかり忘れていましたが,入門講座も新テキストを用いて全面リニューアルします。
テキストは,新3倍速インプット講座と同じものです(テキストサンプルは,こちらの記事のリンクから閲覧できます。)
2月に民法,商法,民事訴訟法,4月ないし5月に憲法,行政法,刑法,刑事訴訟法を配信する予定です。
新3倍速インプット講座と新入門講座の違いについても,よくご質問を頂くのでついでにお答えしておきます。これは旧講座時代から変わりません。
この2つの講座は基本的な到達点は同じです。司法試験や予備試験の論文式試験に必要なすべての知識+αの知識(ロースクールの授業に耐えられるような,ややマニアックな知識)をインプットします。なお,いわゆる短答プロパーの知識については,さすがに網羅できないので,短答インプット講座で補います(短答インプット講座のテキストサンプルはこちらの記事のリンクから閲覧できます。)
細かい点の違いとしては,要件事実や刑事事実認定などの知識については,入門講座では説明できない分野・知識があるので,テキストには掲載しているものの割愛しているというところがあります。
根本的な違いとしては説明の仕方になります。
入門講座の方では,「法」とは何かといった超基本概念,条文の読み方等,法学の初歩の初歩からスタートします。その意味で完全な初学者の方を対象とした講座になっています。
そのため,同じテキストを3週することにしていました。
どういうことかというと,完全な初学者であることを想定して講義をしているので,たとえば民法総則の分野でいきなり「不当利得」というテクニカルタームが出てきたとき(未成年者取消しの箇所など)に,それを完全に説明しきることはできません。そこでは,「不当利得」の何となくのイメージだけ掴んでもらい,一度「不当利得」についてしっかりと説明した後に,戻ってきて再度その部分について説明をする必要があります。そこで,1週目は基本的な知識のインプット,2週目はそれを踏まえた応用的な知識のインプットという形で講義をしていました。ちなみに,3週目は論文問題をご紹介しながら,1週目2週目の知識を復習するパートです。
これに対して,3倍速インプット講座は,学習経験がある方向けのインプット講座なので,そのようなまどろっこしい説明はせず,全体を俯瞰しながらも,躓きやすい論点の本質的な理解,判例の分析等,比較的難易度の高い部分を集中的に講義していました。
以上のような違いがあるため,3倍速インプット講座は入門講座の3分の1の講義時間数しかなかったのです(3倍速インプット講座では,私が3倍速で喋るものと誤解されている方がいたようですが,「3倍速」なのは,講義時間数についてでした笑)。
なお,新入門講座についても,講義・テキスト・サービスを大きく向上させますが,できる限り従来の入門講座の価格から大きく変えることなくご提供したいと思っています。
※本講座を含む新講座に関するご質問は,こちらの記事のコメント欄までお願いします。
※新論文インプット完成講座のテキストサンプルはこちらの記事のリンクから閲覧できます。