歳を重ねたエロ考察(その②) | 朝鮮学校を卒業したオレが今思うこと

朝鮮学校を卒業したオレが今思うこと

朝鮮学校卒業 既婚
得意分野:ジムトレ、数学、妄想小説、婚活経験談(シモ含む)
座右の銘:来るものは拒むかもしんないけど去る者は追わず

 

日曜日のフォットネスジム

オレはバーベルを上げる

上腕二頭筋、大胸筋がパンプアップするたびに

オレの心もパンプアップする

 

 

初めてジムに入会した大学生の時

身体を鍛えモテたい

その一心でトレーニングを始めた

 

身体を鍛えると

やがてモテはじめた

トレーニングのモチベが上がる

さらにモテる

無限ループへ

オレはますますジムにのめり込んだ

 

あれから20年以上が経った今も

ジムで身体を鍛え続ける

若い頃はオンナ目的だったが

今は違う

歳を重ねたオレにはもっと大事なものがある

 

自分の人生のため

 

オンナのためにトレーニングするのではない

己が成長を続ける為に今日も鍛える

 

 

 

いつものように筋トレやってると

一人の女性が目に入った

髪は後ろで一つにまとめ清楚な雰囲気

うなじにかけたタオルが印象的

歳の頃は30代中盤

人妻だろうか

 

女性はオレの隣で筋トレを始めた

バーベルを上げ下げする度に

シャンプーの香りが漂ってくる

 

ほんのり甘く優しく包み込むような香り

オトコの母性をくすぐりつつ

前に出過ぎない奥ゆかしさを感じる

 

「いち髪」だ

 

 

オトコの脳汁を刺激する香り

脳からアドレナリン分泌され脊柱神経を伝わり

下半身の血流が促進される

性的欲求がいやがおうにも高まる

メーカーの英知を結集した悪魔シャンプー

 

それが「いち髪」

 

 

筋肉をパンプアップさせたいのに

股間がパンプアップしては本末転倒

今取るべき行動は一つしかない

 

バーベルの重量をさらに上げる

50KGから60KGへ

反復スピードを上げ

頭の中から煩悩を追い出す

・・・

その瞬間

 

 

 

「あふっ・・」

 

 

 

バーベルを上げる人妻の口から

吐息が漏れる

 

 

いち髪とオンナの吐息

最強の組み合わせ

視覚、嗅覚、聴覚のすべてを総動員し

オレの性的欲求を高めようとするオンナ・・・

ただものではない

 

完全に人妻ペース

このままではマズイ

オレはバーベル重量を70KGに上げ

さらに反復スピードを上げる

 

 

オレはオンナに興味がないんだ

目の前のバーベルに集中しろ

今、現在、この瞬間に全知全能を集中させ

自らの筋肉と対話するんだ

1回、2回、3回・・・

・・・20回・・

 

 

目の前が白くなってきた

限界だ

オレはバーベルを床に放り出し

周りを見渡す

すでに人妻はいなかった

タオルだけが残されている

あの人妻が忘れていったようだ

 

ついさっきまで人妻が汗を拭いてたタオル

オレはそのタオルを手に取ってみた

じんわりと手に湿気が伝わる

その瞬間

 

 

 

俺の下半身が再びパンプアップ

 

 

 

あのオンナ・・

オトコを惑わすには自らの肉体は必要ない

自分の「分身」で十分である・・と

そう言いたいのか

 

ふん、オレも舐められたものだ

こんなタオルなんぞ

さっさとジムの受付に届けてやる

 

 

・・・

 

 

なぜだ

 

なぜオレはタオルを握りしめたまま

この場から動けない

 

 

 

まさか

オレはこのタオルが欲しい?

タオルをこのまま

持ち去ろうというのか

 

・・・

 

 

ダメだ

それだけはダメ

他人のタオルに欲情とか変態もいいとこ

そもそも他人のタオルを持ち去るのは

窃盗犯罪である

 

くそっ あのオンナ

このオレをここまで惑わすとは

魔物に違いない

 

 

 

ああ、そうだよ

オレはこのタオルが欲しい

欲しいんだっ!!

このまま家に持って帰り

ベッドで抱きしめ朝を迎えたいっ!!!

 

 

しかしだ

オレは常に自分の心と向かい合ってきた

どれほどトレーニングに行きたくない日でも

自分の心にムチを打ち

トレーニングを続けてきたんだ

 

 

だからっ!

自分の心にムチを打ち

正しい行動をしてみせる

受付に届ける

こんなタオルを届けるくらい朝飯前だっ!

 

 

受付に行こうとしたその瞬間

後ろから声をかけられた

 

 

「あ、そのタオル僕のです」

 

 

マッチョのインストラクター

ヒデキ

オレはタオルをヒデキに返した

 

 

「ありがとう、筋トレ頑張ってくださいね」

 

 

 

 

 

 

オレはオンナに興味がない

ジムに通って本当によかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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