こないだのブログにて
電車の事故で待ちぼうけになった事を書いた
灼熱のホームで電車を待つ間地べたに座り込み
喉が乾いてブラックコーヒーを飲む
チュアンドタンは脱カフェイン主義なのを思い出し
オレもコーヒーをやめようと思ったのだった
あれからコーヒーを飲んでない
しばらくの間はめちゃくちゃ頭が痛かった
カフェイン離脱症状
コーヒーを辞めると現れる禁断症状
しばらくの間とにかく頭が締め付けられるように痛かった
今はもうだいぶ落ち着いた
ところでコーヒー辞めたついでに
久々に断食をしようと思ってる
とある「断食道場」が伊豆の山奥に存在する
正しい生活習慣まで指導してくれる施設だ
昔そこで一週間断食したことかある
断食の本も何冊か読んだ
断食道場と聞くとなんだかアヤシい感じだが
医学的にも立証されたちゃんとした生活療法だ
オレが断食道場に行ったきっかけは「道場には若い女子が集まる」というウワサを聞いたからだ
不純な動機である
しかし当時のオレは独身であり
心から出会いを求めていた
断食道場は一週間で12万円
決して安くはない金額だが見知らぬ複数女子と1つの屋根の下で共同生活するアニメの世界観を実体験できるイベントとしては破格と言える
下心を抱えてるとたいてい「若い女子なんかいませんでした」ってオチになりそうだが
ウワサ通り断食道場には若い女子が集まっていた
そこに現れたのがビジュアルはそこそこイケてる若き日の貴公子シン・ソンチョルということで
いやがおうにも女子たちのボルテージは盛り上がった
アツイ視線がビシバシ伝わってくる
もっと早く来ればよかった
断食は初めてだったので「初心者コース」に申し込んだ
完全断食ではなく1日に1食ジュースと小さいおにぎりが提供される
しかし当時のオレは血気盛んな30代
おにぎり1日1個はあまりにも少なすぎた
まあすこしお腹空くのをガマンすればと軽く考えていたが3日目からの空腹感がハンパなかった
女子どころではない めちゃくちゃハラが減る
コンビニに行きたかったが大自然に囲まれた伊豆の山奥なので自販機すらない
日中は女子たちとヨガや瞑想、ストレッチをやり
森からは鳥のさえずりが聞こえる
大自然と女子にかこまれサイコーの環境だが
とにかく腹が減る
どうしようもなく腹が減る
でも12万を払ったからには辞めるわけにいかない
3日目にぽっちゃり女子が脱落した
4日目に巨乳女子が脱落した
恵体女子がどんどん脱落し寂しさと悔しさを感じる
5日目の朝オレの身体に異変が起きた
朝起きると全然お腹が空かない
そして体が軽い
目の奥というか眉間の中心に力がぐっと入る
頭の感覚としてキレを感じる
いままでに体験したことのない感覚
その日は朝から一人で山を降り海辺に行った
身体に当たる日差しがとても心地よい
海に飛び込みたい衝動に駆られながら1時間散歩した
お昼に施設に戻るとちょうど瞑想の時間だった
女子たちと一緒に瞑想をする
空腹感もなく爽快感いっぱいで瞑想に集中する
するとまた体に異変が
股間がムズムズする
ムズムズと言うかムラムラで瞑想に集中できない
欲求がへその奥から沸き上がってくる
隣にいる女子の存在が欲求に輪をかける
断食は男の欲求を呼び覚ます効果があるらしかった
そして7日目最終日
空腹感に耐える日も今日で終わり
朝からいつもの瞑想とストレッチをやる
一緒に道場で共同生活した女子たちとは男女を超える不思議な連帯感が生まれていた
今日で最後だと思うとなんだか寂しい
断食のスケジュールを終えた参加者たちが瞑想室に集められ、道場の先生からお話があった
普段の生活に戻ったら断食道場で学んだこと思い出して食べ過ぎには注意してくださいね
みなさん頑張ったので今からみんなでミカン狩りにいきます
道場の近くにミカン畑があり
最後にレクリエーションをしようという事らしい
究極にハラが減った男女をミカン畑に放り込むとどうなるか
結果は明らかである
男女入り乱れてミカンを食いまくった
人生で1番うまいミカン
ハラいっぱいなるまで食った
10個くらい食った
断食道場で腹がいっぱいになると言う不思議な結末ではあったが、それも含めて断食道場の教えだったんじゃないかなと思ってる
断食したからこそのめちゃくちゃうまいミカン
食べる事への感謝やありがたさ
それからオレは生活の中で時々断食を取り入れてる
食べ過ぎた翌日やなんとなく体がだるいときには断食をする すると体調はだいたい元通りになる
道場で学びはその後の生活でとても役に立ってる
余談だが断食道場の帰り道にて
一緒に生活してた1人の女子から駅で声かけられた
切符を1枚余分に買ったので一緒に帰りませんか?みたいなカンジで
向こうからアプローチしてくれるとはなんたる幸運
願ってもないチャンスである
しかしだ
こともあろうに当時の若き日の貴公子シンソンチョルは、ああ、うんみたいな生返事でそのまま一人電車に乗り込んでサッサと帰ってしまった
気が乗らなかったのかタイプでなかったのかハッキリとは覚えていないのだが
今考えるとレディからのアプローチに対し失礼極まりない大失態を犯してしまった
たとえタイプでなかったとしても、素直に切符を受け取って連絡先くらい交換しとくべきだった
あの頃に戻って若き日の奇行師シン・ソンチョルをボコボコにしてやりたい
昨日の夜は職場の人と飲み会で少し飲み過ぎたから
今日は断食する
自分の身体と食べ物への感謝を込めて
(おしまい)








